問題
取引先レコードの項目値が更新された場合、関連する商談のカスタム項目の値を更新する方法はどれですか。2つ選びなさい。
- 取引先オブジェクトのApexトリガー
- 取引先オブジェクトのプロセスビルダー
- 取引先オブジェクトのクロスオブジェクト数式項目
- 取引先オブジェクトのワークフロールール
正解
- 取引先オブジェクトのApexトリガー
- 取引先オブジェクトのプロセスビルダー
- 取引先オブジェクトのクロスオブジェクト数式項目
- 取引先オブジェクトのワークフロールール
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ 取引先オブジェクトのApexトリガー
これは正解です。Apexトリガーは特定のDML操作(例:レコードの更新)に応じてカスタムApexコードを実行します。このトリガーを使用して、取引先の更新時に関連する商談のカスタム項目を更新できます。
□ 取引先オブジェクトのプロセスビルダー
これは正解です。プロセスビルダーはSalesforceでのビジュアルワークフロー作成ツールで、取引先レコードの更新に基づいて商談のカスタム項目の自動更新を行うことができます。しかし、現在Salesforceはプロセスビルダーの使用を非推奨とし、新しいオートメーションの作成には「フロー」の使用が推奨されています。既存のプロセスは引き続き動作しますが、新しいオートメーションを構築する際は、フローの利用を検討してください。
□ 取引先オブジェクトのクロスオブジェクト数式項目
これは不正解です。クロスオブジェクト数式項目は、あるオブジェクトの項目値を別の関連するオブジェクトの項目値に基づいて表示するためのものであり、実際の値の更新には使用できません。
□ 取引先オブジェクトのワークフロールール
これは不正解です。ワークフロールールは特定の条件を満たすと、アクション(アラートの送信、タスクの生成、項目の更新など)を自動実行しますが、更新可能なのは同一オブジェクト内のフィールドのみです。したがって、取引先の変更により商談のカスタム項目を更新することは、ワークフロールールでは不可能です。また、Salesforceではワークフロールールやプロセスビルダーの使用を段階的に廃止し、より高機能な「フロー」への移行を進めています。
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