【Salesforce認定Platformデベロッパー】 試験対策:第214問

問題

Universal Containers社には、カスタムオブジェクトであるEngineering_Support__cを使用して、ユーザーがエンジニアリングチームにサポートを要求できるサポートプロセスがあります。ユーザーは、複数のEngineering_Support__cレコードを1つの商談レコードに関連付けることができる必要があります。さらに、Engineering_Support__c レコードに関する集計情報を商談レコードに表示する必要があります。これらの要件をサポートするために、開発者は何を実装する必要がありますか。

  • 商談からEngineering_Support__cへの主従関係
  • Engineering_Support__cから商談への主従関係
  • 商談からEngineering_Support__cへの参照関係
  • Engineering_support__cから商談への参照関係

正解

  • 商談からEngineering_Support__cへの主従関係
  • Engineering_Support__cから商談への主従関係
  • 商談からEngineering_Support__cへの参照関係
  • Engineering_support__cから商談への参照関係

解説

問題文の内容を元に、必要な要件を明確に箇条書きで整理します。

問題文:Universal Containers社には、カスタムオブジェクトであるEngineering_Support__cを使用して、ユーザーがエンジニアリングチームにサポートを要求できるサポートプロセスがあります。ユーザーは、①複数のEngineering_Support__cレコードを1つの商談レコードに関連付けることができる必要があります。さらに、②Engineering_Support__c レコードに関する集計情報を商談レコードに表示する必要があります。

  • 複数のEngineering_Support__cレコードを1つの商談レコードに関連付ける:
    • この要件からは、Engineering_Support__cオブジェクトは子オブジェクトとして機能し、商談オブジェクトは親オブジェクトの役割を担います。ここで重要なのは、「1対多」の関連性です。具体的には、1つの親レコード(この場合は商談レコード)に対して、複数の子レコード(Engineering_Support__cレコード)が関連付けられます。この構造は、一つの商談に対して複数のエンジニアリングサポート要求が存在する状況を表現するのに適しています。
    • Salesforceで主従(参照)関係を構築する際、子オブジェクト側からリレーション項目を作成します。この場合、Engineering_Support__cオブジェクトが子オブジェクトとなるため、このオブジェクトにリレーション項目を追加する必要があります。
  • Engineering_Support__cレコードに関する集計情報を商談レコードに表示:
    • この要件は、商談レコード上でEngineering_Support__cレコードの集計情報を表示する必要があることを示しています。このような集計は、主従関係に特有の「積み上げ集計項目」を使用して実現できます。主従関係では、親オブジェクト(この場合は商談)上で子オブジェクト(Engineering_Support__c)の集計情報を表示することが可能です。

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ 商談からEngineering_Support__cへの主従関係
これは不正解です。商談からEngineering_Support__cへの主従関係を設定すると、各商談レコードはEngineering_Support__cの複数の子レコードを持つことができます。しかし、この問題の要件には、商談レコードにEngineering_Support__cレコードの集計情報を表示する必要があり、この目的には主従関係は適していません。主従関係は、子レコード(Engineering_Support__c)の集計情報を親レコード(商談)に表示するために使用されます。

□ Engineering_Support__cから商談への主従関係
これは正解です。Engineering_Support__cから商談への主従関係を設定すると、Engineering_Support__cレコードが商談レコードに関連付けられます。これにより、商談レコードにEngineering_Support__cレコードの集計情報を表示することが可能になり、問題文で求められている要件を満たすことができます。

□ 商談からEngineering_Support__cへの参照関係
これは不正解です。参照関係では、Engineering_Support__cレコードに関する集計情報を商談レコードに表示することはできません。参照関係は、レコード間のリンクを作成するために使用されるもので、親レコード上で子レコードの集計情報を表示する機能は提供しません。

□ Engineering_support__cから商談への参照関係
これは不正解です。Engineering_support__cから商談への参照関係では、Engineering_Support__cレコードを商談レコードに関連付けることはできますが、問題文の要件にあるように商談レコードにEngineering_Support__cレコードの集計情報を表示する機能は提供しません。この関係では、Engineering_Support__cレコードは商談レコードと独立して存在し、親レコードでの集計表示には利用できません。

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

■保有資格
Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー
Salesforce 認定 Platform デベロッパー

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