【Salesforce 認定Platformデベロッパー】試験対策:第128問

問題

Universal Containers社は、新しいSalesforceアプリケーションを構築するために、宣言型開発のみを使用することを決定しました。アプリケーションのデータベースレイヤーを構築するために使用すべきオプションはどれですか。3つ選びなさい。

  • フロー
  • 積み上げ集計項目
  • トリガー
  • リレーションシップ
  • カスタムオブジェクトとカスタム項目

正解

  • フロー
  • 積み上げ集計項目
  • トリガー
  • リレーションシップ
  • カスタムオブジェクトとカスタム項目

解説

宣言型開発は、プログラミングやスクリプティングの知識がなくても、ユーザーインタフェース(UI)を通じてアプリケーションやデータモデルを構築できる方法です。このアプローチでは、開発者や管理者が事前に定義されたオプションや設定を選択して、ビジネスロジックやデータモデルを定義します。Salesforceにおける宣言型開発の主な特徴は以下の通りです。

  • ユーザーフレンドリーなインタフェース:ドラッグアンドドロップやフォームベースのUIを使用して、複雑な機能やプロセスを簡単に設定できます。
  • コーディング不要:プログラミングやスクリプトの知識がなくても、強力なアプリケーションやデータモデルを構築できます。
  • 迅速な開発:コーディングに比べて、宣言型のアプローチは迅速な開発サイクルを可能にし、ビジネス要件の変更に素早く対応できます。
  • カスタマイズとスケーラビリティ:標準コンポーネントや設定を使用してカスタマイズを行い、必要に応じてシステムを拡張できます。

Salesforceでは、宣言型開発を通じて、カスタムオブジェクト、カスタム項目、リレーションシップなどを作成し、ビジネスプロセスを自動化することができます。プログラマティックな開発に比べて、宣言型開発はよりアクセシブルで、ビジネスユーザーや管理者が直接関与しやすい方法です。

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ フロー
これは不正解です。フローはSalesforceの強力な自動化ツールであり、複雑なビジネスロジックやユーザーインタラクションを視覚的に設計するのに使用されます。しかし、フローは主にプロセス自動化やユーザー操作のガイドに焦点を当てているため、データベースレイヤーの構築そのものとは直接関連していません。フローはユーザーのアクションに応じて特定の操作を実行するために使用され、データベースの構造やデータの格納方法を定義するものではありません。

□ 積み上げ集計項目
これは正解です。積み上げ集計項目は宣言型機能で、関連オブジェクトのデータを集計して親オブジェクトに表示します。これにより、コードを書かずに関連データの集計を実現できます。

□ トリガー
これは不正解です。トリガーはApexコードを使用して特定の条件で自動的にアクションを実行するために使用され、宣言型開発ではなく、プログラマティックな開発手法に分類されます。

□ リレーションシップ
これは正解です。主従関係や参照関係などのリレーションシップは、異なるオブジェクト間の関連を定義し、複雑なデータ構造を宣言型の方法で構築するのに役立ちます。

□ カスタムオブジェクトとカスタム項目
これは正解です。カスタムオブジェクトとカスタム項目は、特定のビジネス要件に合わせて新しいデータ構造を宣言型で作成する基本的な方法です。

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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