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問題:フレームの描画
以下のような、たてH cm よこ W cm の枠を描くプログラムを作成して下さい。
##########
#........#
#........#
#........#
#........#
##########
上図は、たて 6 cm よこ 10 cm の枠を表しています。
Input
入力は複数のデータセットから構成されています。各データセットの形式は以下の通りです:
H W
H, W がともに 0 のとき、入力の終わりとします。
Output
各データセットについて、たて H cm よこ W cm の枠を出力して下さい。
各データセットの後に、1つの空行を入れて下さい。
Constraints
- 3 ≤ H ≤ 300
- 3 ≤ W ≤ 300
Sample Input
3 4
5 6
3 3
0 0
Sample Output
####
#..#
####
######
#....#
#....#
#....#
######
###
#.#
###
解答例
while True:
H, W = map(int, input().split())
if H == 0 and W == 0:
break
for i in range(H):
for k in range(W):
if i == 0 or i == H-1 or k == 0 or k == W-1:
print("#", end="")
else:
print(".", end="")
print()
print()
解説
以下のように解いていきます。
while文を使用し、入力処理を行う
ある条件まで入力を続ける場合はwhile文とif文を組み合わせて、入力処理を行います。
# if文の条件式に当てはまるまでループ処理を続ける
while True:
処理
# この条件式に当てはまる場合、break文でループ処理を終了する
if 条件式:
break
今回は、whileループ内でmap関数でH、Wに2つの整数を設定し、H と W がともに 0の場合にbreak文で処理を終了します。
# 終了条件に当てはまるまで処理を続ける
while True:
# input().split()で複数個の文字列を取得 → int関数に当てはめint型に変換 → H, Wに設定
H, W = map(int, input().split())
# H と W がともに0の場合にbreak文で処理を終了
if H == 0 and W == 0:
break
※サイト内「AIZU ONLINE JUDGE ITP1_1_Cをpythonで解いてみた」の、map関数とはにmap関数の使用方法が書かれておりますのでぜひご覧ください。
長方形(フレーム)の描画
今回はfor文を2つ使用します。
内側のfor文”for k in range(W):”で横の描画、外側のfor文”for i in range(H):”で縦の描画を行います。
たての描画をする際に、以下の条件に当てはまるときに、枠と判断し、”#”を描画、それ以外を”.”で描画します。
- range(H)で0~H-1までの値を取り出す際の0は上の枠
- range(H)で0~H-1までの値を取り出す際のH-1は下の枠
- range(W)で0~W-1までの値を取り出す際の0は左の枠
- range(W)で0~W-1までの値を取り出す際のW-1は右の枠
なぜH-1やW-1なのかというと、range関数は0から引数に設定された値−1まで取り出す関数だからです。
例えば、range(5)は0~4までの5つの数字を取り出すので最初の値は0、最後の値は4となります。
print関数の引数のendに””を設定すると、連続で描画されます。
※デフォルトでは改行コードが指定され、全て改行して表示されてしまいます。
while True:
H, W = map(int, input().split())
if H == 0 and W == 0:
break
for i in range(H):
for k in range(W):
if i == 0 or i == H-1 or k == 0 or k == W-1:
# 枠のときだけ"#"を表示、end=""で連続で表示されるようにする
print("#", end="")
else:
# 枠以外は"."を表示、end=""で連続で表示されるようにする
print(".", end="")
# 横の行の区切るために、空のprint関数を記述
print()
# 各データセットの後に、1つの空行を入れてるため空のprint関数を記述
print()
※サイト内「AIZU ONLINE JUDGE ITP1_3_Bをpythonで解いてみた」の、range関数とはにrange関数の使用方法が書かれておりますのでぜひご覧ください。
※サイト内の「AIZU ONLINE JUDGE ITP1_1_Aをpythonで解いてみた」の、print関数とはにprint関数の使用方法が書かれておりますのでよかったらご覧ください。
最後に、もう一度プログラムを確認してみましょう。
# 終了条件に当てはまるまで処理を続ける
while True:
# input().split()で複数個の文字列を取得 → int関数に当てはめint型に変換 → H, Wに設定
H, W = map(int, input().split())
# H と W がともに0の場合にbreak文で処理を終了
if H == 0 and W == 0:
break
for i in range(H):
for k in range(W):
if i == 0 or i == H-1 or k == 0 or k == W-1:
# 枠のときだけ"#"を表示、end=""で連続で表示されるようにする
print("#", end="")
else:
# 枠以外は"."を表示、end=""で連続で表示されるようにする
print(".", end="")
# 横の行の区切るために、空のprint関数を記述
print()
# 各データセットの後に、1つの空行を入れてるため空のprint関数を記述
print()
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