【Salesforce 認定アドミニストレーター】試験対策:第178問

問題

Cloud Kicks社の分析ユーザーは、オブジェクトの参照、作成、編集のアクセス権が必要で、レコードの削除を制限する必要があります。この要件を満たすために管理者は何をすべきですか。

  • 参照、作成、編集を含む権限セットを作成し、割り当てる。
  • 分析ユーザーに標準のシステム管理者プロファイルを割り当てる。
  • 分析ユーザーに[すべて表示]権限を与え、ロール階層で最も高いロールに割り当てる。
  • 各オブジェクトの削除アクセス権が削除されたカスタムプロファイルを作成し、割り当てる。

正解

  • 参照、作成、編集を含む権限セットを作成し、割り当てる。
  • 分析ユーザーに標準のシステム管理者プロファイルを割り当てる。
  • 分析ユーザーに[すべて表示]権限を与え、ロール階層で最も高いロールに割り当てる。
  • 各オブジェクトの削除アクセス権が削除されたカスタムプロファイルを作成し、割り当てる。

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ 参照、作成、編集を含む権限セットを作成し、割り当てる。
これは不正解です。権限セットは既存のプロファイルに追加するためのものであり、既に削除権限を持っているプロファイルに追加しても削除制限を行うことはできません。削除権限を持たせないようにするには、プロファイル自体の設定を変更する必要があります。

□ 分析ユーザーに標準のシステム管理者プロファイルを割り当てる。
これは不正解です。システム管理者プロファイルはすべての権限を持っているため、レコードの削除も許可されてしまいます。この設定では、削除を制限するという要件を満たすことができません。

□ 分析ユーザーに[すべて表示]権限を与え、ロール階層で最も高いロールに割り当てる。
これは不正解です。[すべて表示]権限はすべてのレコードを表示できますが、参照、作成、編集の権限が含まれません。また、ロール階層の最上位に割り当てると不要な権限が付与され、共有ルールや設定を無視して過剰なアクセスを許可してしまいます。このため、レコードの削除を制限する要件を満たしません。

□ 各オブジェクトの削除アクセス権が削除されたカスタムプロファイルを作成し、割り当てる。
これは正解です。カスタムプロファイルを作成し、各オブジェクトの削除権限を外すことで、参照、作成、編集の権限を持たせながら、レコードの削除を制限することができます。この設定により、分析ユーザーが必要な操作を行えるようにしつつ、削除を防ぐことができます。

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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