問題
AW Computing社では、サービスプラン用にカスタムオブジェクトを使用しています。1つのサービスプランは1人の取引先責任者にのみ関連付ける必要があります。サポートマネージャーは、間違った取引先責任者が関連付けられている場合、担当者がその取引先責任者を変更できないことに気付きました。アプリケーションビルダーは、ユーザーがその項目に正しいアクセス権を持っており、サービスプランに関連する入力規則が存在しないことをすでに確認しています。この問題の原因として考えられるのはどれですか。
- [参照のみ]ラジオボタン(主レコードの「参照」以上のアクセス権を持つユーザーに対して、関連する従レコードの作成、編集、削除を許可します。)が選択されている。
- [参照・更新]ラジオボタン(主レコードの「参照・更新」以上のアクセス権を持つユーザーに対して、関連する従レコードの作成、編集、削除を許可します。)が選択されている。
- [親の変更を許可]チェックボックス(子レコードを作成後に別の親レコードの子に変更できます。)がオフになっている。
- [親の変更を許可]チェックボックス(子レコードを作成後に別の親レコードの子に変更できます。)がオンになっている。
正解
- [参照のみ]ラジオボタン(主レコードの「参照」以上のアクセス権を持つユーザーに対して、関連する従レコードの作成、編集、削除を許可します。)が選択されている。
- [参照・更新]ラジオボタン(主レコードの「参照・更新」以上のアクセス権を持つユーザーに対して、関連する従レコードの作成、編集、削除を許可します。)が選択されている。
- [親の変更を許可]チェックボックス(子レコードを作成後に別の親レコードの子に変更できます。)がオフになっている。
- [親の変更を許可]チェックボックス(子レコードを作成後に別の親レコードの子に変更できます。)がオンになっている。
解説
本来、主従関係の親は主、子は従と呼ばれ、参照関係(親子)と区別されています。しかし、設定やヘルプページでは統一されていないため、実環境の設定画面上の文言を使用しています。
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ [参照のみ]ラジオボタン(主レコードの「参照」以上のアクセス権を持つユーザーに対して、関連する従レコードの作成、編集、削除を許可します。)が選択されている。
これは不正解です。この設定は、主レコードの「参照」権限を持つユーザーに対して、従レコードの操作(作成・編集・削除)を許可するという設定です。つまり、主レコードの編集権限がなくても、参照さえできれば従レコードは操作可能という意味です。今回の「主の変更ができない」問題とは無関係です。
□ [参照・更新]ラジオボタン(主レコードの「参照・更新」以上のアクセス権を持つユーザーに対して、関連する従レコードの作成、編集、削除を許可します。)が選択されている。
これは不正解です。この設定は、主レコードの「参照・更新」権限を持つユーザーのみに、従レコードの操作(作成・編集・削除)を許可するという設定です。つまり、主レコードの編集権限がなければ従レコードの操作はできないという条件を追加するものです。今回の「主の変更ができない」問題とは無関係です。
□ [親の変更を許可]チェックボックス(子レコードを作成後に別の親レコードの子に変更できます。)がオフになっている。
これは正解です。この設定がオフになっている場合、一度作成された主従関係は変更できません。つまり、子レコード(サービスプラン)に紐付けられた親(取引先責任者)を、後から別の取引先責任者に変更することはできなくなります。今回の「関連付けを間違えた場合に修正できない」という症状の原因は、この設定が無効(オフ)であることです。
□ [親の変更を許可]チェックボックス(子レコードを作成後に別の親レコードの子に変更できます。)がオンになっている。
これは不正解です。この設定がオンであれば、作成後でも子レコード(サービスプラン)の親(取引先責任者)を変更できます。つまり、今回のような問題は発生しません。「変更できない」という状況を説明する原因にはなりません。
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