問題
開発者は、顧客の請求書を追跡するカスタムオブジェクトを作成したいと考えています。
取引先にアクセスできるすべてのユーザーにすべての請求書が表示されるようにするには、請求書と取引先をどのように関連付ける必要がありますか。
- 取引先は、請求書に対する参照関係が必要です。
- 請求書は、取引先に対する主従関係が必要です。
- 取引先は、請求書に対する主従関係が必要です。
- 請求書は、取引先に対する参照関係が必要です。
正解
- 取引先は、請求書に対する参照関係が必要です。
- 請求書は、取引先に対する主従関係が必要です。
- 取引先は、請求書に対する主従関係が必要です。
- 請求書は、取引先に対する参照関係が必要です。
解説
“取引先にアクセスできるすべてのユーザーにすべての請求書が表示されるようにする”
この要件から判断するポイントは、「取引先にアクセスできるすべてのユーザー」が「請求書」にもアクセスできる必要があるという部分です。この動作は、主従関係 (Master-Detail Relationship) でのみ実現可能です。なぜなら、主従関係では子オブジェクト(この場合の「請求書」)のアクセス権は親オブジェクト(この場合の「取引先」)に依存するためです。
- 参照関係 (Lookup Relationship)
- 関連する2つのオブジェクト間のアクセス権は独立しています。
- 一方のオブジェクトへのアクセス権があっても、関連する別のオブジェクトに自動的にアクセスできるわけではありません。
- 各オブジェクトのアクセス権は、共有設定、役割、プロファイルなどに基づいて個別に設定されます。
- 例:取引先と請求書が参照関係を持つ場合、取引先にアクセスできるユーザーが自動的に関連する請求書にアクセスできるわけではありません。
- 主従関係 (Master-Detail Relationship)
- 子オブジェクトのアクセス権は親オブジェクトに依存します。
- 親オブジェクトにアクセスできるユーザーは、関連する子オブジェクトにもアクセスできます。
- 子オブジェクトは親オブジェクトの削除時にも削除され、その存在は親オブジェクトに紐づいています。
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ 取引先は、請求書に対する参照関係が必要です。
これは不正解です。参照関係では、取引先の詳細ページに関連する請求書のリストが表示されますが、取引先の共有設定に基づいて請求書が自動的に表示されるわけではありません。
□ 請求書は、取引先に対する主従関係が必要です。
これは正解です。主従関係では、子オブジェクト(請求書)の表示設定は親オブジェクト(取引先)に依存します。したがって、取引先の詳細ページにアクセスするユーザーには、関連する請求書も自動的に表示されます。
□ 取引先は、請求書に対する主従関係が必要です。
これは不正解です。この設定において、請求書が親オブジェクトとなり取引先が子オブジェクトとなることを意味します。しかし、通常のビジネスプロセスでは、一つの取引先が複数の請求書を持つことが一般的なので、このような設定は一般的なユースケースには適合しないと考えられます。
□ 請求書は、取引先に対する参照関係が必要です。
これは不正解です。参照関係では、取引先の詳細ページに関連する請求書のリストが表示されますが、取引先の共有設定に基づいて請求書が自動的に表示されるわけではありません。
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