【python】print関数の使い方

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Pythonで用意されている組み込み関数の中の print 関数の使い方です。引数に指定した文字列や数値、変数に格納された値などを標準出力に出力するのに使用します。

目次
print(*objects, sep=' ', end='\n', file=sys.stdout, flush=False)

基本的な使い方

一番基本的な使い方は引数に文字列を指定して実行します。標準出力に対して引数に指定した値が文字列に変換され、出力されます。この時、デフォルトの設定では最後に改行が出力されます。

print('this is a pen')
# this is a pen

print(100)
# 100

リストや辞書の場合は全体が出力されます。リストに*をつけるとリストの中身が出力されます。

sample_lst = [0, 1, 2, 3, 4, 5]

# リスト全体を表示
print(sample_lst)
# [0, 1, 2, 3, 4, 5]

# リストの中身を表示
print(*sample_lst)
# 0 1 2 3 4 5

# 辞書全体を表示
print({'a': 0, 'b': 1, 'c': 2})
# {'a': 0, 'b': 1, 'c': 2}

print 関数の引数に複数の変数および文字列や数値などをカンマ区切りで指定すると、デフォルトではスペース(空白)で区切られて出力されます。空白ではなく別の区切り文字に変更したり区切り文字を無くして続けて出力したい場合には sepにを指定することで区切り文字をデフォルトのスペース(空白)から任意の文字列に変更できます。

# デフォルトの設定
print("One", "Two", "Three")
# One Two Three

# 区切り文字を "-----" に変更
print("One", "Two", "Three", sep="-----")
# One-----Two-----Three

# 区切り文字を"改行" に変更
print("One", "Two", "Three", sep="\n")
# One
# Two
# Three

# 区切り文字を無くして続けて出力
print("One", "Two", "Three", sep="")
# OneTwoThree

デフォルトではprint()の出力は末尾で改行されます。これは、引数endのデフォルト値が改行文字'\n'に設定されているからです。

print('One')
print('Two')
print('Three')
# One
# Two
# Three

引数endに任意の文字列を指定すると、その文字列が改行の代わりに最後に挿入されます。例えば連続するprint 関数の出力を改行なしで単純に連結したい場合は空文字列''を指定します。

# 改行しないように空文字列''を設定
print('One', end='')
print('Two', end='')
print('Three')
# OneTwoThree

# 任意の文字列'-----'を出力するように設定
print('One', end='-----')
print('Two', end='-----')
print('Three')
# One-----Two-----Three

ファイルに書き込みをする際に、print 関数で書き込みをする事ができます。

ファイル処理の流れは以下になります。

  1. fileをオープンしてfileオブジェクトを取得
  2. fileオブジェクトに対して処理を行う(print 関数を使用)
  3. fileをクローズする

上記3つの決められた手順を沿ってプログラムを書く必要があります。

open(ファイルパス, オープンするモード)

ファイルパス: 相対パス及び絶対パス
オープンするモード

文字意味
r読み込みモード(デフォルト)
w新規書き込みモード
a追加書き込みモード

サンプルではw: 新規書き込みモードで”fruits.txt”を作成し、書き込みを行います。

# w:新規書き込みモードで"fruits.txt"を作成
myfile = open("fruits.txt", "w")

ここではprint 関数を使用し、ファイルに書き込みます。print 関数の引数には書き込みたいオブジェクトと、file引数にファイル名を指定します。

以下サンプルファイル(fruits.txt)の作成を行います。

myfile = open("fruits.txt", "w")
# 以下ファイル書き込み箇所
# print関数の引数fileにファイル名myfileを設定
print("りんご", file=myfile)
print("バナナ", file=myfile)
print("オレンジ", file=myfile)
print("もも", file=myfile)
print("メロン", file=myfile)

myfile.close()
myfile = open("fruits.txt", "w")
print("りんご", file=myfile)
...
...
...

# close関数でファイルを閉じる
myfile.close()

上記のように、ファイルを開いたらclose関数で必ず最後にファイルを閉じましょう。

放っておいてもガベージコレクションによっていずれクローズされることが期待されます。しかし明示的に閉じるのが良い習慣です。

最後に、もう一度プログラムを確認してみましょう。

# w:新規書き込みモードで"fruits.txt"を作成
myfile = open("fruits.txt", "w")
# 以下ファイル書き込み箇所
# print関数の引数fileにでファイル名myfileを設定
print("りんご", file=myfile)
print("バナナ", file=myfile)
print("オレンジ", file=myfile)
print("もも", file=myfile)
print("メロン", file=myfile)
# close関数でファイルを閉じる
myfile.close()

下記のように、最後にclose()を書かずに自動で閉じるためにwithを利用する方法もあります。

with open("fruits.txt", "w") as myfile:
    print("りんご", file=myfile)
    print("バナナ", file=myfile)
    print("オレンジ", file=myfile)
    print("もも", file=myfile)
    print("メロン", file=myfile)

上記3工程でサンプルファイル(fruits.txt)を作成する事ができました。

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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