問題
Cloud Kicks社では、リードソースが選択されている場合にのみ、商談が成立(Closed Won)したフェーズを選択できるようにしたいと考えています。管理者はこの目標をどのように達成すべきですか。
- 連動選択リストを設定し、リードソース項目をフェーズ項目の連動項目に設定する。
- フェーズがClosed Wonに設定されている場合のみ、リードソースを要求する入力規則を設定する。
- ページレイアウトでフェーズ項目を読み取り専用に変更する。
- 連動選択リストを設定し、フェーズ項目をリードソース項目の連動項目に設定する。
正解
- 連動選択リストを設定し、リードソース項目をフェーズ項目の連動項目に設定する。
- フェーズがClosed Wonに設定されている場合のみ、リードソースを要求する入力規則を設定する。
- ページレイアウトでフェーズ項目を読み取り専用に変更する。
- 連動選択リストを設定し、フェーズ項目をリードソース項目の連動項目に設定する。
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ 連動選択リストを設定し、リードソース項目をフェーズ項目の連動項目に設定する。
これは不正解です。フェーズとリードソースは標準選択リスト項目であり、標準選択リスト項目は連動項目に設定することはできません。そのため、この方法では要件を満たすことはできません。
□ フェーズがClosed Wonに設定されている場合のみ、リードソースを要求する入力規則を設定する。
これは正解です。入力規則を使用して、商談のフェーズが「Closed Won」に設定される条件下でリードソースが入力されていなければエラーを表示するように設定できます。これにより、リードソースが未入力の場合は商談を「Closed Won」に更新できないように制約を設けることができます。
□ ページレイアウトでフェーズ項目を読み取り専用に変更する。
これは不正解です。ページレイアウトでフェーズ項目を読み取り専用にすると、ユーザーはその項目を編集できなくなり、フェーズの変更自体ができなくなります。この設定では、特定の条件下でフェーズを変更できるようにする要件を満たせません。
□ 連動選択リストを設定し、フェーズ項目をリードソース項目の連動項目に設定する。
これは不正解です。フェーズとリードソースは標準選択リスト項目であり、標準選択リスト項目は連動項目に設定することはできません。そのため、この方法では要件を満たすことはできません。
参考:入力規則、連動選択リストの考慮事項
実践
フェーズが「Closed Won」に設定されている場合のみリードソースを要求する入力規則を設定する手順は以下の通りです。
- 入力規則の作成
- Salesforceの設定から「オブジェクトマネージャー」に移動します。
- 「オブジェクトマネージャー」内で「商談」オブジェクトを選択します。
- 商談オブジェクトの設定メニューで「入力規則」を選択します。
- 「新規」ボタンをクリックします。
- 入力規則の定義
- 入力規則の編集において、以下を設定します。
- ルール名:Require_Lead_Source_For_Closed_Won
- 有効:チェック
- 説明:もし商談のフェーズがClosed Wonであり、かつリードソースが空の場合、真を返します。
- エラー条件数式:
AND(ISPICKVAL(StageName, "Closed Won"), ISBLANK(TEXT(LeadSource)))
- エラーメッセージ:Closed Wonフェーズを設定するにはリードソースが必要です。
- エラー表示場所:ページの最上位へ or 項目
- 入力規則の保存とテスト
- 入力規則を保存します。
- 実際に商談レコードで以下をテストします。
- エラーが発生する場合:
- リードソース:空
- フェーズ:Closed Won
- エラーが発生しない場合:
- リードソース:適切な値を入れる
- フェーズ:Closed Won
- レコードを保存し、期待通りの挙動になるか確認します。
これらのステップに従って入力規則を設定すれば、Cloud Kicks社の要件を満たすことができます。
※テストが完了したら入力規則の有効化のチェックを外し、無効化を忘れずに行いましょう。
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