【Salesforce 認定アドミニストレーター】試験対策:第48問

問題

Northern Trail Outfitters社は、各マーケティングキャンペーンでどれだけの収益が発生したかを計算したいと考えています。管理者はこの情報をどのように提供すればよいでしょうか。

  • キャンペーンレコードを更新するために定期的にデータジョブを実行する。
  • キャンペーンに合計値項目を追加し、商談獲得時に値を更新するワークフロールールを使用する。
  • 標準のキャンペーンレポートを設計し、[キャンペーンの成立商談金額]項目を追加する。
  • 商談からキャンペーンへの積み上げ集計項目を作成する。

正解

  • キャンペーンレコードを更新するために定期的にデータジョブを実行する。
  • キャンペーンに合計値項目を追加し、商談獲得時に値を更新するワークフロールールを使用する。
  • 標準のキャンペーンレポートを設計し、[キャンペーンの成立商談金額]項目を追加する。
  • 商談からキャンペーンへの積み上げ集計項目を作成する。

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ キャンペーンレコードを更新するために定期的にデータジョブを実行する。
これは不正解です。データジョブを定期的に実行してキャンペーンレコードを更新する方法は手動作業や外部ツールの使用を伴い、自動化の利便性に欠けます。この方法ではリアルタイムのデータ更新が難しく、管理の手間も増えるため、効率的なソリューションとは言えません。

□ キャンペーンに合計値項目を追加し、商談獲得時に値を更新するワークフロールールを使用する。
これは不正解です。Salesforceの標準設定では、キャンペーンオブジェクトと商談オブジェクトは参照関係にあります。そのため、主従関係のみに作成できる積み上げ集計項目をキャンペーンオブジェクトに設定して商談の合計値を動的に更新することはできません。

□ 標準のキャンペーンレポートを設計し、[キャンペーンの成立商談金額]項目を追加する。
これは正解です。Salesforceにおいて、標準のキャンペーンレポートにはすでに[キャンペーンの成立商談金額]という項目が含まれています。この項目を利用することで、キャンペーンに紐づいた商談の成立金額を効率的に集計し、キャンペーンのパフォーマンスと収益性を把握することが可能になります。このアプローチでは、追加の設定やカスタマイズを必要とせず、直接、キャンペーンに関連する重要な財務指標を確認することができるため、マーケティングの成果測定に役立ちます。

□ 商談からキャンペーンへの積み上げ集計項目を作成する。
これは不正解です。商談とキャンペーンは参照関係にあるため、Salesforceの標準機能では、商談からキャンペーンへの積み上げ集計項目を直接作成することはできません。積み上げ集計項目は主従関係にあるオブジェクト間でのみ作成可能であり、参照関係では使用できません。

参考:キャンペーンの項目

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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