【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第157問

問題

アプリケーション構築者が、リードから変換されたいくつかの取引先に、取引先の入力規則で検出されるはずの情報がないことに気づきました。この問題の原因は何でしょうか。

  • レコードが変換されるときに、入力規則がレコードの検証に失敗する。
  • 取引先の入力規則が、リードから変換されたレコードで検証できない。
  • [リードの設定]で、[取引開始済みのリードに入力規則が必須]のチェックが外れている。
  • [リードの設定]により、ユーザーが意図的に入力規則をバイパスしている。

正解

  • レコードが変換されるときに、入力規則がレコードの検証に失敗する。
  • 取引先の入力規則が、リードから変換されたレコードで検証できない。
  • [リードの設定]で、[取引開始済みのリードに入力規則が必須]のチェックが外れている。
  • [リードの設定]により、ユーザーが意図的に入力規則をバイパスしている。

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ レコードが変換されるときに、入力規則がレコードの検証に失敗する。
これは不正解です。通常、リードから取引先に変換する際には、入力規則が適用され、レコードが入力規則を満たしていない場合は変換が失敗します。したがって、変換が完了している場合、入力規則が検証に失敗したとは考えにくいです。

□ 取引先の入力規則が、リードから変換されたレコードで検証できない。
これは不正解です。[取引開始済みのリードに入力規則が必須]のチェックが入っている場合、リード変換時では、取引先、取引先責任者、商談の各レコードが作成される際に、それぞれのオブジェクトの入力規則に基づいて検証が行われます。Salesforceの標準的なふるまいとして、取引先の入力規則が、リードから変換されたレコードで検証しないわけではありません。

□ [リードの設定]で、[取引開始済みのリードに入力規則が必須]のチェックが外れている。
これは正解です。この設定が無効の場合、リード変換時にリードの入力規則のみが適用され、取引先などの関連オブジェクトには適用されません。その結果、変換後のレコードに必要な情報が欠ける可能性があります。アプリケーション構築者が指摘した問題は、この設定の無効化によるものです。

□ [リードの設定]により、ユーザーが意図的に入力規則をバイパスしている。
これは不正解です。Salesforceでは、標準機能としてユーザーが入力規則を意図的にバイパスするような設定は提供されていません。リード変換プロセスは、設定された入力規則に基づいて動作し、ユーザーが個別にこれを回避することは通常はできません。

参考:リード変換時のエラーリードの取引を開始する際に入力規則が動作しない入力規則の考慮事項

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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