問題
Cloud Kicks社(CK)は、在庫に対する注文を追跡し、注文要求を満たす能力を確保したいと考えています。CKは、InventoryオブジェクトとOrderオブジェクトとの多対多のリレーションシップを可能にするために、Request Inventoryという連結オブジェクトを作成しました。ユーザーがRequest Inventoryレコードを表示できるようにするために、アプリケーション構築者は何を提供する必要がありますか。
- 最初の主オブジェクトでApexベースの共有を行う
- 最初の主オブジェクトへの参照アクセス
- 両方の主オブジェクトへの参照アクセス
- Request Inventoryオブジェクトに対する共有ルール
正解
- 最初の主オブジェクトでApexベースの共有を行う
- 最初の主オブジェクトへの参照アクセス
- 両方の主オブジェクトへの参照アクセス
- Request Inventoryオブジェクトに対する共有ルール
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ 最初の主オブジェクトでApexベースの共有を行う
これは不正解です。主従関係の従側にあるオブジェクトには共有オブジェクト(MyCustomObject__Share)が存在しないため、Apexベースの共有を使用して従オブジェクトを共有することはできません。従オブジェクトへのアクセスは、主オブジェクトの共有設定に依存します。
□ 最初の主オブジェクトへの参照アクセス
これは不正解です。ただ一方の主オブジェクトへの参照アクセスを提供するだけでは、多対多のリレーションシップを介して関連する全ての情報にアクセスできるわけではありません。Request Inventoryレコードを効果的に利用するためには、両方の主オブジェクトへのアクセスが必要です。
□ 両方の主オブジェクトへの参照アクセス
これは正解です。連結オブジェクトを介してInventoryオブジェクトとOrderオブジェクトの多対多のリレーションシップを可能にしているため、ユーザーがこれら両方の主オブジェクトに対する参照アクセス権を持つことが重要です。これにより、ユーザーは連結オブジェクトを通じて関連するInventory項目とOrder項目の詳細を参照できます。
□ Request Inventoryオブジェクトに対する共有ルール
これは不正解です。連結オブジェクトは主従関係を用いて構築されているので、共有ルールを作成し通じたアクセス制御はできません。
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