【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第276問

問題

Northern Trail Outfitters(NTO)社は、Salesforceにカスタムオブジェクト「Trail(小道)」および「Park(公園)」を作成して、それぞれの小道と公園を管理しています。NTO社は、ある公園に紐づく小道の総数を、公園レコード上で確認できるようにしたいと考えています。なお、コードは一切書きたくありません。この要件を満たすために、アプリケーションビルダーが実施すべき対応として適切なものはどれですか。2つ選びなさい。

  • 公園オブジェクトと小道オブジェクトの間に主従関係を作成する。
  • 公園オブジェクトと小道オブジェクトの間に参照関係を作成する。
  • 公園レコード上に数式項目を作成して、小道の合計数を表示する。
  • 公園レコード上に積み上げ集計項目を作成して、小道の合計数を表示する。

正解

  • 公園オブジェクトと小道オブジェクトの間に主従関係を作成する。
  • 公園オブジェクトと小道オブジェクトの間に参照関係を作成する。
  • 公園レコード上に数式項目を作成して、小道の合計数を表示する。
  • 公園レコード上に積み上げ集計項目を作成して、小道の合計数を表示する。

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ 公園オブジェクトと小道オブジェクトの間に主従関係を作成する。
これは正解です。積み上げ集計項目は、主従関係にある主オブジェクト(この場合は公園)に対してのみ作成できます。そのため、小道を従オブジェクト、公園を主オブジェクトとして主従関係を定義することで、従である小道の件数を公園レコードに集計できるようになります。

□ 公園オブジェクトと小道オブジェクトの間に参照関係を作成する
これは不正解です。参照関係では、親オブジェクト側に積み上げ集計項目を作成することができません。集計を実現するには、代わりにApexトリガやフローなどを使う必要があり、「コードを書かない」という今回の要件に反します。

□ 公園レコード上に数式項目を作成して、小道の合計数を表示する
これは不正解です。数式項目では、関連する複数の子レコード(小道)の件数をカウントすることはできません。数式項目は主に単一レコードや親レコードからの値を参照するためのものであり、子レコードの集計には対応していません。

□ 公園レコード上に積み上げ集計項目を作成して、小道の合計数を表示する
これは正解です。積み上げ集計項目を使用すれば、従オブジェクトである小道の件数を主オブジェクトである公園レコードに表示できます。ただし、これを使用するには、公園と小道の間に主従関係が必要です。今回の要件(コードを使わずに集計)に最適な機能です。

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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