【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策：第51問

問題

Universal Containers社は、コンテナがカスタムオブジェクトで購入されると、設置情報を追跡したいと考えています。営業担当者は、商談に関連するすべての設置情報を可視化する必要があります。この新しいオブジェクトは、商談にどのような関係を持つべきですか。

• 主従関係
• 多対多
• 参照関係
• 階層関係

正解

• 主従関係
• 多対多
• 参照関係
• 階層関係

解説

商談に関連するすべての設置情報を可視化する要件を満たすため、「主従関係」が最適です。これにより、商談(主オブジェクト)と複数の設置情報(従オブジェクト)が直接関連付けられ、営業担当者は商談レコードから設置情報を一元的に確認できます。主従関係では、親レコードのセキュリティ設定が従レコードに適用されるため、アクセス管理も効率的に行えます。

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ 主従関係
これは正解です。主従関係では、従オブジェクト(設置情報)のレコードは主オブジェクト(商談)に依存します。共有設定では、[親レコードに連動]の設定により、従オブジェクトのアクセス権は主オブジェクトのアクセス権に連動するため、商談に関連するすべての設置情報を簡単に可視化することが可能です。また、商談が削除されると、関連する設置情報も削除されますが、これは商談に直接関連するすべての情報を追跡する上で有効です。

□ 多対多
これは不正解です。多対多関係は、二つの異なるオブジェクト間でレコードが互いに複数関連付けられる場合に使用します。今回のケースでは、一つの商談に対して複数の設置情報があり、設置情報が複数の商談に関連付けられる可能性がある場合に適用されますが、設置情報が複数の商談に関連する必要があるとは明確には示されていません。

□ 参照関係
これは不正解です。参照関係では、子オブジェクトのレコードは親オブジェクトに関連付けられますが、共有設定は親オブジェクトに依存しません。つまり、商談の共有設定が設置情報に直接影響を与えないため、商談に関連するすべての設置情報を一元的に管理し可視化するのには不十分です。

□ 階層関係
これは不正解です。階層関係はユーザーオブジェクトに特有の特殊な参照関係で、ユーザー間の階層的な関係を表現するために使用されます。このケースでは、商談と設置情報という異なるオブジェクト間の関係を表すのには適していません。

参考：オブジェクトリレーションの概要

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