【Salesforce 認定アドミニストレーター】試験対策:第43問

問題

Cloud Kicks社は、靴オブジェクトの組織全体のデフォルトを非公開に設定しています。営業マネージャーは、チーム内の営業担当者全員の靴のレコードを含むレポートを表示できる必要があります。レポートへの適切なアクセスを提供するために、管理者が構成すべき項目はどれですか。3つ選びなさい。

  • フォルダアクセス
  • 項目レベルセキュリティ
  • レポートの登録
  • カスタムレポートタイプ
  • ロール階層

正解

  • フォルダアクセス
  • 項目レベルセキュリティ
  • レポートの登録
  • カスタムレポートタイプ
  • ロール階層

解説

今回の問題の要件は、組織全体のデフォルトを非公開に設定しているカスタム靴オブジェクトに関して、営業マネージャーがチーム内の営業担当者全員の靴のレコードを含むレポートを表示できるようにすることです。

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ フォルダアクセス
これは正解です。レポートフォルダのアクセス権を管理することで、特定のユーザーやグループにレポートへのアクセスを許可することができます。営業マネージャーがレポートを見るためには、そのレポートが格納されているフォルダにアクセス権がある必要があります。

□ 項目レベルセキュリティ
これは不正解です。項目レベルセキュリティは、個々の項目へのアクセスを制御しますが、レポートが表示するレコード自体のアクセスを直接制御するものではありません。このシナリオでは、営業マネージャーが全員のレコードを見る必要があるため、レコードレベルでの共有設定を検討する必要があります。

□ レポートの登録
これは不正解です。レポートの登録は、レポートを特定のユーザーやグループに定期的に送信するための機能であり、レポートへのアクセス権を管理するものではありません。レポートのデータを定期的に受け取るためのスケジュールや通知を設定するために使用されます。レポートの登録は、レポート自体の閲覧権限の設定には関与しません。

□ カスタムレポートタイプ
これは正解です。カスタムレポートタイプを作成することで、管理者は営業担当者がアクセスできるレコードを基にしたレポートを定義できます。カスタムレポートタイプ自体はアクセス権を拡張するものではありませんが、既存のアクセス権に基づいたレポートを作成するためのツールを提供します。これにより、営業マネージャーが必要な情報を包括的にレポートで表示できます。

□ ロール階層
これは正解です。Salesforceにおけるロール階層を使用すると、それぞれのロールに割り当てられたユーザーは、自分のロールの下に位置するユーザーのデータにアクセスできます。これにより、営業マネージャーは、自分が管轄する営業担当者が持つ「非公開」の靴オブジェクトのレコードを見ることが可能になり、必要なレポートに対して適切なレベルのデータアクセスを確保できます。

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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