問題
Universal Containers社の金庫担当副社長は、営業チームのメンバーが商談の完了予定日(CloseDate)を過去の日付に変更できないようにしたいと考えています。 管理者は、この要件を満たすために何を構成する必要がありますか。
- 割り当てルール
- 承認プロセス
- 項目レベルセキュリティ
- 入力規則
正解
- 割り当てルール
- 承認プロセス
- 項目レベルセキュリティ
- 入力規則
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ 割り当てルール
これは不正解です。割り当てルールは、リードやケースなどのレコードをユーザーやキューに自動的に割り当てるために使用されます。これは日付の変更を制限する目的には適していません。
□ 承認プロセス
これは不正解です。承認プロセスは、レコードが特定の基準を満たした場合に承認を必要とするプロセスを定義します。これは特定の項目の値を条件に設定できますが、商談の日付を過去に変更する操作そのものを直接防ぐものではありません。
□ 項目レベルセキュリティ
これは不正解です。項目レベルセキュリティは、特定の項目へのアクセスを制御しますが、項目の値が過去の日付に設定されること自体を防ぐものではありません。アクセス制御を提供するだけで、値の変更ロジックを定義するものではありません。
□ 入力規則
これは正解です。入力規則を使用すると、ユーザーが項目に入力するデータが特定の条件を満たすことを要求できます。このケースでは、管理者は入力規則を構成して、商談の日付項目が現在の日付より前に設定されることを禁止する規則を設定できます。このルールにより、ユーザーが過去の日付を入力しようとした場合にエラーメッセージが表示され、保存がブロックされます。
実践
入力規則を使用して商談の完了予定日(CloseDate)が現在の日付より前に設定されないようにする手順は以下の通りです。
- 入力規則の作成
- Salesforceで、[設定]にアクセスします。
- [オブジェクトマネージャー]にアクセスします。
- [検索]ボックスに「商談」を入力し、「商談」オブジェクトを選択します。
- オブジェクト管理設定の下にある「入力規則」をクリックします。
- [新規]ボタンをクリックして、新しい入力規則を作成します。
- 入力規則の定義
- 入力規則の名前と説明を設定します。
- 名前:Block Past Close Date
- 説明:過去の完了予定日の入力を防ぐ
- [エラー条件数式]で、完了予定日(CloseDate)が現在の日付より前の場合に真となる式を設定します。
- 数式:
CloseDate < TODAY()
- 数式:
- エラーメッセージを設定し、ユーザーがルールに違反した場合に表示するメッセージを定義します。
- エラーメッセージ:完了予定日に過去の日付は設定できません。
- エラー表示場所を設定し、エラーメッセージが、どこに表示されるか選択します。
- ページの最上位へ or 項目
- 入力規則の名前と説明を設定します。
- 入力規則の保存と有効化
- [有効]にチェックが入っていることを確認します。
- [保存]ボタンをクリックしてルールを保存します。
- ルールが正しく機能することを確認するために、テストを行ってください。
これらの手順により、商談の完了予定日(CloseDate)に過去の日付を設定しようとした場合、エラーメッセージが表示され、レコードの保存がブロックされるようになります。
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