問題
Universal Containers社は、いくつかの大規模な顧客が自社製品をディーラーを通じて販売しています。
各顧客およびディーラーには、Universal Containers社と直接やり取りする担当者が個別におり、それぞれ別々に請求されます。アプリケーションビルダーはこれらの要件をどのように実装すべきですか。
- 単一の取引先レコードを作成し、それぞれの担当者を取引先責任者として追加し、カスタムディーラーオブジェクトを作成する。
- 顧客とディーラーの両方を取引先として作成し、対応する取引先にそれぞれの担当者を取引先責任者として追加し、取引先階層を作成する。
- 単一の親レコードを作成し、それぞれの担当者を親取引先に取引先責任者として追加し、各ディーラーを子レコードとして追加する。
- 顧客とディーラーの両方を取引先として作成し、各取引先に取引先チームを作成して、ディーラーレコードを親取引先に関連付ける。
正解
- 単一の取引先レコードを作成し、それぞれの担当者を取引先責任者として追加し、カスタムディーラーオブジェクトを作成する。
- 顧客とディーラーの両方を取引先として作成し、対応する取引先にそれぞれの担当者を取引先責任者として追加し、取引先階層を作成する。
- 単一の親レコードを作成し、それぞれの担当者を親取引先に取引先責任者として追加し、各ディーラーを子レコードとして追加する。
- 顧客とディーラーの両方を取引先として作成し、各取引先に取引先チームを作成して、ディーラーレコードを親取引先に関連付ける。
解説
要件の整理
- 顧客とディーラーが区別される必要がある
- 顧客は最終消費者、ディーラーは販売パートナーとして、それぞれ異なる役割を持っています。
- 顧客とディーラーは別々に請求されるため、個別のレコード管理が必要です。
- 各顧客とディーラーに担当者がいる
- Universal Containers社と直接やり取りする担当者が、顧客ごと、ディーラーごとに存在します。
- 担当者の管理が必要です。
- 顧客とディーラーの関係を表現する必要がある
- 顧客がディーラーを通じて製品を購入している関係を、Salesforce上で構造的に表現する必要があります。
最適な設計
- 顧客とディーラーをそれぞれ別の取引先(Account)として作成する
- 顧客とディーラーを区別し、個別のレコードとして管理することで、請求の追跡や管理が容易になります。
- 取引先階層(Account Hierarchy)を使用して顧客とディーラーの関係を表現する
- ディーラーを顧客の子取引先として設定します。これにより、顧客とディーラーの関係を明確にしつつ、階層的にデータを管理できます。
- 各取引先に取引先責任者(Contact)を追加する
- 顧客やディーラーにそれぞれ直接やり取りする担当者を関連付けます。これにより、担当者とのやり取りの履歴を正確に追跡できます。
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ 単一の取引先レコードを作成し、それぞれの担当者を取引先責任者として追加し、カスタムディーラーオブジェクトを作成する。
これは不正解です。顧客とディーラーは個別に請求されるため、顧客とディーラーを区別し、別々の取引先レコードとして管理する必要があります。この構成では、それぞれの請求を適切に追跡することが困難です。
□ 顧客とディーラーの両方を取引先として作成し、対応する取引先にそれぞれの担当者を取引先責任者として追加し、取引先階層を作成する。
これは正解です。顧客とディーラーを個別の取引先として扱い、取引先階層を使用して顧客とディーラーの関係を表現できます。また、それぞれの取引先に担当者(取引先責任者)を追加することで、担当者ごとのやり取りも適切に管理できます。この構成は要件を満たします。
□ 単一の親レコードを作成し、それぞれの担当者を親取引先に取引先責任者として追加し、各ディーラーを子レコードとして追加する。
これは不正解です。顧客とディーラーが個別に請求されるという要件を満たせません。この構成では、ディーラーが顧客の子レコードとして扱われるため、請求データの追跡が正確に行えなくなります。
□ 顧客とディーラーの両方を取引先として作成し、各取引先に取引先チームを作成して、ディーラーレコードを親取引先に関連付ける。
これは不正解です。取引先チームは取引先レコードにアクセス権を付与するための機能であり、顧客とディーラーの関係を表現するものではありません。
次の問題へ

前の問題へ

1問目から復習する

コメント