問題
ワークフロールールや承認プロセスで項目の更新を処理する際に無視されるSalesforceの機能はどれですか。3つ選びなさい。
- 項目レベルセキュリティ
- レコードタイプの選択リスト値の割り当て
- マルチ通貨
- 入力規則
- 小数点以下の桁数と文字数制限
正解
- 項目レベルセキュリティ
- レコードタイプの選択リスト値の割り当て
- マルチ通貨
- 入力規則
- 小数点以下の桁数と文字数制限
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ 項目レベルセキュリティ
これが正解です。項目自動更新は項目レベルセキュリティとは独立して機能し、ワークフローまたは承認プロセスはユーザーのページレイアウトで項目が非表示になっていても、その項目を更新できます。
□ レコードタイプの選択リスト値の割り当て
これは正解です。ワークフローや承認プロセスで項目の値を更新する際、レコードタイプに基づいた選択リスト値の割り当ては無視されます。これは、自動化されたプロセスが特定のレコードタイプに対して設定された選択リスト値の制限を考慮せずに値を更新できることを意味します。
□ マルチ通貨
これは不正解です。マルチ通貨が有効な組織では、自動更新はレコードの通貨を基にして行われ、数式による更新もレコードの通貨で解釈されます。このプロセスはマルチ通貨設定を適切に扱っており、無視するのではなく、レコード特有の通貨情報を正確に使用しています。
□ 入力規則
これが正解です。Salesforceでは、レコード保存時のプロセス実行順序において、入力規則が最初に評価されます。その後、割り当てルール、自動レスポンスルール、ワークフロールール(ルール適用時のアクション)、そしてエスカレーションルールが順に処理されます。この順序により、ワークフローや承認プロセスによる項目の自動更新が行われる時点では、入力規則は既に評価されており、その後の自動更新で再評価されることはありません。
□ 小数点以下の桁数と文字数制限
これは不正解です。小数点以下の桁数や文字数の制限は、ワークフローや承認プロセスによる項目の自動更新においても適用されます。項目の定義におけるこれらの制限は無視されず、更新がこれらの制限に違反する場合、更新は失敗します。
参考:承認の制限
コメント