【Salesforce 認定Platformデベロッパー】試験対策:第44問

問題

ユーザーが生成したデバッグステートメントを表示するために必要な最小ログレベルはどれですか。

  • DEBUG
  • FINE
  • INFO
  • WARN

正解

  • DEBUG
  • FINE
  • INFO
  • WARN

解説

この問題を解決するための主なポイントは以下の2つです。

  • ログレベルが累積的であること: ログレベルが累積的とは、特定のログレベルを選択すると、そのレベルに含まれる情報だけでなく、それより低いレベルのすべての情報もログに記録されるという特性を指します。例えば、”INFO” レベルを選択すると、”INFO” に関連する情報に加えて、”WARN” と “ERROR” の情報もログに記録されます。
  • どのログレベルでユーザーが生成したデバッグステートメントが表示されるのか: この問題のコンテキストでは、ユーザーが生成したデバッグステートメントは “DEBUG” レベルで表示されるため、このレベル以上の詳細度を持つログレベルを選択すれば、デバッグステートメントを確認することができます。

以下に、Salesforceのデバッグログの詳細度を最も低いものから順に説明します。

  • None: これが最も低い詳細度のログレベルであり、何もログに記録しません。
  • Error: エラーメッセージだけをログに記録します。致命的な問題が発生した場合の原因追跡に利用します。
  • Warn: エラーメッセージと警告メッセージをログに記録します。予期せぬ問題や警告のキャッチに役立ちます。
  • Info: 基本的な情報、エラーメッセージ、警告メッセージを全てログに記録します。アプリケーションの動作の大まかな概要を理解するのに役立ちます。
  • Debug:一般的なデバッグ情報、エラー、警告をログに記録します。ユーザーが生成したデバッグステートメントもこのレベルで表示されます。
  • Fine: Debugよりも詳細なデバッグ情報をログに記録します。
  • Finer: Fineよりもさらに詳細なデバッグ情報をログに記録します。
  • Finest: これが最も高い詳細度のログレベルであり、最も詳細なデバッグ情報をログに記録します。問題を解決するために最も具体的な情報が必要な場合に利用します。

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ DEBUG
これは正解です。”DEBUG”レベルでは、デバッグ情報を含む基本的な情報メッセージ、エラーメッセージ、警告メッセージがログに記録されます。ユーザーが生成したデバッグステートメントは、このレベルで記録されるため、デバッグステートメントを表示するためには最低でも”DEBUG”レベルのログが必要となります。

□ FINE
これは不正解です。”FINE”レベルは、”DEBUG”よりも詳細な情報を提供しますが、ユーザーが生成したデバッグステートメントの表示には”DEBUG”レベルで十分です。選択肢に”DEBUG”が含まれているため、このレベルを選ぶ必要はありません。

□ INFO
これは不正解です。”INFO”レベルでは、基本的な情報メッセージ、エラーメッセージ、および警告メッセージがログに記録されますが、ユーザーが生成したデバッグステートメントは含まれません。したがって、このレベルでデバッグステートメントを表示することはできません。

□ WARN
これは不正解です。”WARN”レベルでは、エラーメッセージと警告メッセージのみがログに記録されます。デバッグ情報はこのレベルには含まれないため、ユーザーが生成したデバッグステートメントは表示されません。

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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