問題
アプリケーション構築者が Testimonial__cというカスタムオブジェクトを作成し、Testimonial__cレコードを送信者の取引先責任者レコードと取引先レコードの両方に接続したいと考えています。取引先が削除された場合、Testimonial__cも削除される必要があります。取引先責任者が削除されても取引先が残っている場合、Testimonial__cは残す必要があります。これを実現するにはどうすればよいですか。
- Testimonial__cから取引先への参照関係と、Testimonial__cから取引先責任者への主従関係を作成します。
- Testimonial__cから取引先への主従関係と、Testimonial__cから取引先責任者への参照関係を作成します。
- 主従関係を使用して、Testimonial__cを取引先と取引先責任者の間の連結オブジェクトにします。
- 取引先責任者項目と取引先項目の両方をTestimonial__cオブジェクトの必須項目にし、Testimonial__cから取引先、および取引先責任者への参照関係を作成します。
正解
- Testimonial__cから取引先への参照関係と、Testimonial__cから取引先責任者への主従関係を作成します。
- Testimonial__cから取引先への主従関係と、Testimonial__cから取引先責任者への参照関係を作成します。
- 主従関係を使用して、Testimonial__cを取引先と取引先責任者の間の連結オブジェクトにします。
- 取引先責任者項目と取引先項目の両方をTestimonial__cオブジェクトの必須項目にし、Testimonial__cから取引先、および取引先責任者への参照関係を作成します。
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ Testimonial__cから取引先への参照関係と、Testimonial__cから取引先責任者への主従関係を作成します。
これは不正解です。主従関係を使用すると、主レコード(この場合は取引先責任者)が削除されると、関連する従レコード(Testimonial__c)も削除されます。しかし、要件には取引先が削除された場合にのみTestimonial__cを削除することが求められています。取引先責任者が削除されてもTestimonial__cは残る必要があるため、この構成は要件を満たしません。
□ Testimonial__cから取引先への主従関係と、Testimonial__cから取引先責任者への参照関係を作成します。
これは正解です。主レコードの取引先が削除されると、従レコードのTestimonial__cも削除される(主従関係の特性)、しかし親レコードの取引先責任者が削除されても、子レコードのTestimonial__cは残る(参照関係の特性)という要件を満たすことができます。
□ 主従関係を使用して、Testimonial__cを取引先と取引先責任者の間の連結オブジェクトにします。
これは不正解です。連結オブジェクトを作成した場合、主レコードである取引先または取引先責任者レコードを削除した場合、それに関連する従レコードTestimonial__cが削除されてしまいます。取引先責任者が削除されてもTestimonial__cは残る必要があるため、この構成は要件を満たしません。
□ 取引先責任者項目と取引先項目の両方をTestimonial__cオブジェクトの必須項目にし、Testimonial__cから取引先、および取引先責任者への参照関係を作成します。
これは不正解です。この構成では、取引先Testimonial__cが参照関係であるため、親レコードの取引先が削除されたときに、子レコードのTestimonial__cが自動的に削除されることはありません。また、両方の項目を必須にしても、取引先が削除された場合にTestimonial__cが残ることを保証するものではありません。
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