問題
Universal Containers社は、請求書番号項目を含む、新しいカスタム請求書オブジェクトをSalesforceに導入しています。そのカスタム請求書オブジェクトを使用する前に、請求書は現在の請求書番号を維持したまま外部システムから移行される必要があり、移行後にSalesforceで作成される新しい請求書には、固有の請求書番号が必要です。アプリケーション構築者は、請求書番号項目をどのように設定すればよいですか。
- テキスト項目を作成し、移行後に自動採番に変更します。
- 自動採番項目を作成し、請求書番号順に移行します。
- テキスト項目を作成し、一意の外部ID項目として設定します。
- 元の請求書番号のテキスト項目と、Salesforceの請求書番号の自動採番項目を作成します。
正解
- テキスト項目を作成し、移行後に自動採番に変更します。
- 自動採番項目を作成し、請求書番号順に移行します。
- テキスト項目を作成し、一意の外部ID項目として設定します。
- 元の請求書番号のテキスト項目と、Salesforceの請求書番号の自動採番項目を作成します。
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ テキスト項目を作成し、移行後に自動採番に変更します。
これは正解です。アプリケーション構築者は、初めにテキスト項目に格納されている既存の請求書番号を外部システムから移行し、移行後にデータ型を自動採番に変更することができます。これにより、既存の請求書番号が保持され、Salesforceで作成される新しい請求書には、自動採番項目によって生成された固有の請求書番号が付与されます。
□ 自動採番項目を作成し、請求書番号順に移行します。
これは不正解です。自動採番項目は固有の順序で番号を割り当てるため、既存の番号をそのまま使用することはできません。また、移行されるデータに既に番号が割り当てられているため、自動採番項目を使用すると番号の重複や整合性の問題が発生する可能性があります。
□ テキスト項目を作成し、一意の外部ID項目として設定します。
これは不正解です。この方法では、外部システムからの請求書番号をそのまま移行することはできますが、その後Salesforceで作成される新しい請求書に固有の番号を自動的に割り当てる機能は提供されません。このため、新しい請求書番号の割り当てを手動で行う必要があり、これは効率的ではなく、エラーの可能性も高まります。
□ 元の請求書番号のテキスト項目と、Salesforceの請求書番号の自動採番項目を作成します。
これは不正解です。2つの別々の番号システムを導入することは複雑さを増すだけでなく、データの整合性を維持する上での課題が生じる可能性があります。また、この方法では外部システムからの請求書番号とSalesforceで生成される新しい請求書番号の間に関連性がなくなり、データの追跡が困難になります。
参考:カスタム項目のデータ型の変更に関するメモ、既存のレコードの自動採番項目の形式を変更する
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