問題
Universal Containers社(UC)は大量のデータを抱えており、データストレージの限界に近づいています。予定されている解決策は、過去のデータをアーカイブしてSalesforceのデータストレージを削減することです。しかし、UCはアーカイブされた情報でレポート、クエリ、参照情報を使用したいと考えています。この要件を満たすことができるオプションはどれでしょうか。2つ選びなさい。
- カスタムオブジェクト
- 外部オブジェクト
- Big Object
- 関連オブジェクト
正解
- カスタムオブジェクト
- 外部オブジェクト
- Big Object
- 関連オブジェクト
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ カスタムオブジェクト
これは不正解です。カスタムオブジェクトはSalesforce内にデータを保持し、データストレージを消費します。UCがデータストレージの限界に近づいている場合、カスタムオブジェクトはデータ量を減少させるための適切な解決策ではありません。また、カスタムオブジェクトを使ってアーカイブされたデータはSalesforceのデータストレージ内に残るため、ストレージの問題を解決しません。
□ 外部オブジェクト
これは正解です。外部オブジェクトはSalesforce外部のデータソースに格納されたデータを参照するために使用されます。これにより、Salesforceのデータストレージを節約しつつ、外部データソースに保存されているアーカイブされたデータに対してレポートやクエリを行うことができます。外部オブジェクトは、Salesforce Connectを介して外部データソースと連携します。
参考:外部オブジェクト
□ Big Object
これは正解です。Big Objectは、Salesforce内で大量のデータを効率的に格納し、アクセスするために設計されています。Big Objectは、大量のデータを扱うための高いパフォーマンスとスケーラビリティを提供し、通常のオブジェクトとは異なるストレージメカニズムを利用するため、データストレージの問題を解決するのに役立ちます。また、Big Objectに格納されたデータはレポートやクエリに使用することが可能です。
参考:Big Object
□ 関連オブジェクト
これは不正解です。関連オブジェクトは、参照関係や主従関係など、他のオブジェクトと1対多、多対多、または1対1の関連を持つオブジェクトですが、これ自体がデータストレージの使用量を減らすことはありません。関連オブジェクトを使用すると、データの整理はできますが、アーカイブされたデータの保管やSalesforceのデータストレージ削減には直接的に貢献しません。
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