【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第149問

問題

Ursa Major Solar社は、標準の取引先責任者とカスタムオブジェクトSolar Projectの間にリレーションを作成したいと考えています。取引先責任者は複数のSolar Projectに関連付けることができ、1つのSolar Projectには複数の取引先責任者を関連付けることが可能である必要があります。この要件を満たすために、アプリケーションビルダーはデータモデルをどのように構成すべきですか。

  • 取引先責任者に1つの主従関係と、Solar Projectに1つの主従関係を作成する。
  • 新しいカスタムオブジェクトに2つの主従関係を作成する。
  • 取引先責任者に1つの参照関係と、Solar Projectに1つの参照関係を作成する。
  • 新しいカスタムオブジェクトに2つの参照関係を作成する。

正解

  • 取引先責任者に1つの主従関係と、Solar Projectに1つの主従関係を作成する。
  • 新しいカスタムオブジェクトに2つの主従関係を作成する。
  • 取引先責任者に1つの参照関係と、Solar Projectに1つの参照関係を作成する。
  • 新しいカスタムオブジェクトに2つの参照関係を作成する。

解説

Ursa Major Solar社の要件をまとめると以下の通りです。

  • 取引先責任者は複数のSolar Projectに関連付けることができる。
  • 1つのSolar Projectには複数の取引先責任者を関連付けることができる。

Salesforceではこのような多対多リレーションを作成する場合、カスタムオブジェクトとして新しく連結オブジェクトを作成し、2つの主オブジェクト(取引先責任者とSolar Project)と結びつける必要があります。
※2つの参照関係でも同様の構図ができますが、Salesforceが定義する連結オブジェクトは2つの主従関係に限られます。

  • データの整合性: 連結オブジェクトのレコードは、2つの親オブジェクトのいずれかが削除された場合に連動して削除されるため、孤立するレコードを防ぐことができる。
  • レポート作成が容易: 主従関係を利用すると、レポートや積み上げ集計項目を活用して、各Solar Projectに関連する取引先責任者の数を簡単に集計できる。
  • セキュリティとアクセス制御: 連結オブジェクトのアクセス権限を、主オブジェクトの所有者に基づいて継承することで、適切な権限管理が可能になる。

このため、多対多の関係を実現する場合は、新しいカスタムオブジェクトに2つの主従関係を作成するのが最も適切な方法となります。

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ 取引先責任者に1つの主従関係と、Solar Projectに1つの主従関係を作成する。
これは不正解です。Salesforceでは、2つのオブジェクトを両側から主従関係を結ぶことができないため、このアプローチは誤りです。多対多リレーションの作成には連結オブジェクトという1つの従オブジェクトを作成し、それを介して、2つの主オブジェクトを結び付ける必要があります。

□ 新しいカスタムオブジェクトに2つの主従関係を作成する。
これは正解です。多対多のリレーションシップをモデル化するための一般的なアプローチは、連結オブジェクトを使用することです。新しいカスタムオブジェクト作成し、それに対して取引先責任者とSolar Projectの両方に主従関係を作成することで、多対多のリレーションシップを表現できます。

□ 取引先責任者に1つの参照関係と、Solar Projectに1つの参照関係を作成する。
これは不正解です。Salesforceでは、2つのオブジェクトを両側から参照関係を結ぶことができないため、このアプローチは誤りです。

□ 新しいカスタムオブジェクトに2つの参照関係を作成する。
これは不正解です。Salesforceが定義する連結オブジェクトは2つの主従関係に限られるため誤りです。

参考:多対多オブジェクトリレーションの作成

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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