【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第161問

問題

Cloud Kicks社は、Salesforceの導入を効率的に進めながら、スプレッドシートへの依存を減らしたいと考えています。アプリケーションビルダーは、全員が共有しているスプレッドシートをSalesforceに追加するよう求められています。オブジェクトと項目を作成し、同時にデータを挿入する必要があります。この要件を満たすために、どのツールを使用すべきですか。

  • データローダー
  • データインポートウィザード
  • Lightning Object Creator
  • スキーマビルダー

正解

  • データローダー
  • データインポートウィザード
  • Lightning Object Creator
  • スキーマビルダー

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ データローダー
これは不正解です。データローダーは既存のオブジェクトにデータをインポートするためのツールですが、新しいオブジェクトの作成機能はなく、データ挿入と同時にオブジェクトを作成することはできません。

□ データインポートウィザード
これは不正解です。データインポートウィザードは一部の標準オブジェクトやカスタムオブジェクトへのデータインポートをサポートしますが、新しいオブジェクトの作成とデータの挿入を同時に行うことはできません。

□ Lightning Object Creator
これは正解です。Lightning Object Creatorは、スプレッドシートから新しいカスタムオブジェクトを作成し、データを同時に挿入できるツールです。Cloud Kicks社の要件である「オブジェクトの作成とデータの一括追加」を満たすため、最適な選択肢です。

□ スキーマビルダー
これは不正解です。スキーマビルダーはオブジェクトの作成や関係を視覚的に設計するツールですが、新しいオブジェクトの作成とデータの挿入を同時に行う機能は提供していません。

参考:Lightning Object Creatorでサイロ化したデータを最新のクラウドアプリに

実践

オブジェクトマネージャーからLightning Object Creatorで新規カスタムオブジェクトと項目の作成、同時にデータを挿入する手順は以下です。

  • スプレッドシートの準備
    • 事前にスプレッドシート(CSV、Excel、Googleスプレッドシートなど)を用意します。
      ※今回は以下参照のTrailheadにて[Vehicle_Interest.csv]が用意されています。
  • Salesforce 組織へのログイン
    • Salesforce にログインします。
    • 設定アイコン(⚙️)をクリックし、[設定]を選択します。
  • Lightning Object Creatorを開く
    • 設定メニューから[オブジェクトマネージャー]を選択します。
    • 画面右上の[作成]をクリックし、[スプレッドシートからカスタムオブジェクトを作成]を選択します。
    • [Salesforce でログイン]をクリックし、Salesforce のログイン情報を入力して認証を完了します。
    • [許可]をクリックして、Lightning Object Creator の使用を許可します。
  • スプレッドシートのアップロード
    • [スプレッドシートを選択]セクションで、以下のいずれかの方法でファイルをアップロードします。
      • [アップロード] をクリックして、事前に準備した .csvファイルを選択
        ※今回はこちらを選択し、①でダウンロードした[Vehicle_Interest.csv]をアップロードする
      • Google Drive などのクラウドストレージからスプレッドシートを選択
    • アップロードが完了すると、Lightning Object Creator によってデータが自動的に解析され、オブジェクトと項目の候補が表示されます。
  • 項目のマッピングと設定
    • Salesforce のデータ構造に基づき、項目のデータ型を適切に設定します。
      • [Type]項目 → [選択リスト]
      • [Exterior Color]項目 → [選択リスト (複数選択)]
    • データプレビューアイコン(👁)をクリックし、データが正しく表示されることを確認します。
    • [次へ]をクリックします。
  • カスタムオブジェクトの設定
    • オブジェクト名を設定
      • 表示ラベル:Vehicle Interest
      • 表示ラベル(複数形):Vehicle Interests
      • API 参照名:Vehicle_Interest
    • 高度な設定
      • 今回はすべてのオプションにチェックを入れて、機能を有効化します。
    • [完了]をクリックします。
  • 確認とアクセス
    • 作成完了メッセージが表示されたら、Lightning Object Creatorのタブを閉じます。
    • [オブジェクトマネージャー]へ移動し、[Vehicle Interest]が追加されていることを確認します。
    • [アプリケーションランチャー](左上の9つの点アイコン)の検索欄に[Vehicle Interest]を入力しアクセスします。
    • [すべてのレコード]を表示し、レコードがインポートされていることを確認します。

参考:Import Data to Create a Custom Object 単元 – Trailhead

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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