問題
Universal Containers社は、カスタムオブジェクトを使用して経費報告を追跡しています。経費報告が承認されるたびに、レコードのフィードに自動的に更新を投稿したいと考えています。これを達成するために、どのソーシャル機能を使用するとよいでしょうか。
- 承認プロセス
- フィードクイックアクション
- 自動レスポンスルール
- フィード追跡
正解
- 承認プロセス
- フィードクイックアクション
- 自動レスポンスルール
- フィード追跡
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ 承認プロセス
これは不正解です。承認プロセスは、レコードが特定の基準を満たした場合に自動的なアクションをトリガーするために使用できます。ただし、承認プロセス自体は自動的にフィードに投稿をする機能を持っていません。
□ フィードクイックアクション
これは不正解です。Salesforceには「フィードクイックアクション」という特定の機能は存在しません。Salesforceでは「クイックアクション」はありますが、これはユーザーがレコード上で素早く行える事前定義されたアクションを指し、フィードに自動的に投稿を行う機能ではありません。
□ 自動レスポンスルール
これは不正解です。自動レスポンスルールは、リードやケースなどのレコードが作成されたときに自動的にメールレスポンスを送信するために使用されます。これはフィードへの投稿を自動化する機能ではありません。
□ フィード追跡
これは正解です。フィード追跡を経費報告のカスタムオブジェクトに対して有効化することで、重要なレコード項目の変更が自動的にユーザーのフィードに投稿されます。さらに、「承認を許可」の設定を有効にすることで、経費報告の承認プロセスが完了した際の更新もフィードに自動的に投稿されるようになります。これにより、経費報告の承認結果を組織内の関係者と即座に共有することができ、コミュニケーションとプロセスの透明性が向上します。
実践
経費報告というカスタムオブジェクトがあるという前提で、フィード追跡と[Chatterでの承認]を有効にする手順は以下のようになります。
- フィード追跡の設定
- Salesforceで、設定に移動します。
- クイック検索ボックスに[フィード追跡]と入力し、検索結果から[フィード追跡]を選択します。
- フィード追跡を行いたい[経費報告カスタムオブジェクト]を見つけて選択し、編集します。
- 追跡したい項目のチェックボックスをオンにして、変更を追跡します。
- 設定を保存します。
- [承認の投稿]の有効化
- 設定に移動します。
- クイック検索で[Chatter 設定]と入力し、検索結果から[Chatter 設定]を選択します。
- [承認の投稿]が見つかるまでページをスクロールダウンします。
- [承認を許可]のオプションを見つけ、[編集]をクリックしてチェックボックスを選択します。
- 設定を保存します。
- 承認プロセスの確認
- 承認プロセスが経費報告オブジェクトに設定されていることを確認します。
- 承認プロセスが[Chatterでの承認]を利用するように適切に設定されていることを確認します。
これらの手順により、経費報告カスタムオブジェクトの承認プロセスが完了した際に、関連する項目の変更がフィード追跡によってChatterフィードに自動的に投稿されるようになります。また、[承認の投稿]が有効化されると、承認要求がフィードに直接投稿されるため、関係者が承認プロセスの進行状況をリアルタイムで追跡できるようになります。これにより、経費報告のプロセスの透明性が高まり、組織内でのコミュニケーションが促進されます。
参考:フィード追跡、Chatter からの承認申請へのユーザーによる返答
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