【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第180問

問題

Universal Containers社は、既存のサンドボックスで新機能を試験的に使用しており、テスト中に送信メールの送信を防止したいと考えています。要件を満たすために、アプリケーション構築者は何をすべきですか。

  • [送信]で[メールを送信するためのアクセス権]をアクセス権限なしに設定する。
  • [メールリレー]の設定でSMTP 認証を有効化する。
  • [メールリレー]が設定されたホストを有効化する。
  • サンドボックスでは[送信]で[メールを送信するためのアクセス権]がデフォルトで[システムメールのみ]に設定されている。

正解

  • [送信]で[メールを送信するためのアクセス権]をアクセス権限なしに設定する。
  • [メールリレー]の設定でSMTP 認証を有効化する。
  • [メールリレー]が設定されたホストを有効化する。
  • サンドボックスでは[送信]で[メールを送信するためのアクセス権]がデフォルトで[システムメールのみ]に設定されている。

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ [送信]で[メールを送信するためのアクセス権]をアクセス権限なしに設定する。
これは不正解です。既にサンドボックス環境ではデフォルトで[メールを送信するためのアクセス権]が[システムメールのみ]に設定されているため、追加で[アクセス権限なし]に設定する必要はありません。このデフォルト設定は、テスト中に意図しないメールの送信を防止するために設計されています。

□ [メールリレー]の設定でSMTP 認証を有効化する。
これは不正解です。[メールリレー]の設定でSMTP認証を有効化することは、メール送信時のセキュリティを強化するものであり、メールの送信を防止するものではありません。これは外部のSMTPサーバーを使用してメールを送信する際に、認証情報を必要とする設定です。

□ [メールリレー]が設定されたホストを有効化する。
これは不正解です。[メールリレー]が設定されたホストを有効化にすることは、外部SMTPサーバーを介してSalesforceからのメールをリレーする設定であり、メールの送信を阻止する機能ではありません。この設定は、メールの送信先や送信方法を制御するために使用されます。

□ サンドボックスでは[送信]で[メールを送信するためのアクセス権]がデフォルトで[システムメールのみ]に設定されている。
これは正解です。Spring’13リリース以降、Salesforceサンドボックスではデフォルトで[メールを送信するためのアクセス権]が[システムメールのみ]に設定されています。これにより、ユーザーが行うアクションに基づいてトリガーされるメール(例えばワークフローによるメールアラート)は送信されず、システムが生成するメール(例えばパスワードリセットメール)のみが送信されるようになります。テスト中に一切のメール送信を防止したい場合は、この設定を[アクセス権限なし]に変更することが推奨されます。

参考:メール送信

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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