問題
Universal Containers社の顧客サービスチームは、顧客のプロジェクトを追跡するためにカスタムプロジェクトオブジェクトを使用しています。アプリケーション構築者は、プロジェクトオブジェクトと関連する顧客の取引先レコードの間にリレーションシップを作成する必要があります。取引先とプロジェクトの両方に、非公開の共有モデルが導入されています。プロジェクトオブジェクトに取引先の参照関係を作成する場合、どの記述が正しいですか。2つ選びなさい。
- プロジェクトレコードの取引先参照関係は、任意で作成することができます。
- 取引先レコードには、プロジェクトレコードからのデータを含む積み上げ集計項目を含めることができます。
- ユーザーは、関連するプロジェクトレコードにアクセスできる場合にのみ、取引先を削除できます。
- プロジェクトレコードと取引先レコード間のクロスオブジェクトの項目更新はサポートされていません。
正解
- プロジェクトレコードの取引先参照関係は、任意で作成することができます。
- 取引先レコードには、プロジェクトレコードからのデータを含む積み上げ集計項目を含めることができます。
- ユーザーは、関連するプロジェクトレコードにアクセスできる場合にのみ、取引先を削除できます。
- プロジェクトレコードと取引先レコード間のクロスオブジェクトの項目更新はサポートされていません。
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ プロジェクトレコードの取引先参照関係は、任意で作成することができます。
これは正解です。Salesforceでは、参照関係を使用して2つのオブジェクト間にリレーションシップを設定することができます。プロジェクトオブジェクトに取引先の参照関係を追加することで、特定の取引先レコードをプロジェクトレコードに関連付けることが可能です。この参照関係は、アプリケーション構築者が必要に応じて追加できるため、任意で作成できます。
□ 取引先レコードには、プロジェクトレコードからのデータを含む積み上げ集計項目を含めることができます。
これは不正解です。積み上げ集計項目は、主従関係において従オブジェクトのデータを主オブジェクトに集計するために使用されます。参照関係では積み上げ集計項目を作成できません。
□ ユーザーは、関連するプロジェクトレコードにアクセスできる場合にのみ、取引先を削除できます。
これは不正解です。Salesforceの参照関係では、レコード間のアクセス権は独立して設定されます。このため、ユーザーが取引先レコードを削除できるかどうかは、そのユーザーの取引先に対する権限に依存し、関連するプロジェクトレコードへのアクセス権とは無関係です。主従関係と異なり、参照関係では一方のオブジェクトへのアクセスが自動的に他方へのアクセス権を意味しないため、この選択肢の主張は誤っています。
□ プロジェクトレコードと取引先レコード間のクロスオブジェクトの項目更新はサポートされていません。
これは正解です。主従関係では、主オブジェクトのレコードを更新するために従オブジェクトに定義されたクロスオブジェクトの項目自動更新が直接サポートされています。一方で、参照関係ではこの種の直接的なクロスオブジェクトの項目自動更新はサポートされていません。
参考:主従関係項目で [データ型の変更] ボタンが表示されない
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