【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第57問

問題

Universal Containers社は、取引先レコードで使用しているカスタム選択リスト項目’Account Region’の値が、この地域が関連するすべての取引先責任者レコードに表示されることを望んでいます。また、取引先でこの項目の値が変更された場合に同期したいと考えています。アプリケーション構築者はどのようにこの要件を満たす必要がありますか。

  • 取引先責任者オブジェクトに’Account Region’という選択リスト項目を作成し、取引先の’Account Region’項目が変更された場合、この選択リスト項目を更新するワークフロールールを作成する。
  • 取引先責任者オブジェクトに数式項目を作成し、数式の値をISPICKVAL(Account.Account_Region__c)に設定する。
  • 取引先責任者オブジェクトに’Account Region’というテキスト項目を作成し、取引先の’Account Region’項目が変更された場合、この選択リスト項目を更新するワークフロールールを作成する。
  • 取引先責任者オブジェクトに数式項目を作成し、数式の値をTEXT(Account.Account_Region__c)に設定する。

正解

  • 取引先責任者オブジェクトに’Account Region’という選択リスト項目を作成し、取引先の’Account Region’項目が変更された場合、この選択リスト項目を更新するワークフロールールを作成する。
  • 取引先責任者オブジェクトに数式項目を作成し、数式の値をISPICKVAL(Account.Account_Region__c)に設定する。
  • 取引先責任者オブジェクトに’Account Region’というテキスト項目を作成し、取引先の’Account Region’項目が変更された場合、この選択リスト項目を更新するワークフロールールを作成する。
  • 取引先責任者オブジェクトに数式項目を作成し、数式の値をTEXT(Account.Account_Region__c)に設定する。

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ 取引先責任者オブジェクトに’Account Region’という選択リスト項目を作成し、取引先の’Account Region’項目が変更された場合、この選択リスト項目を更新するワークフロールールを作成する。
これは不正解です。Salesforceのワークフロールールは、他オブジェクトの項目の値を更新することはできません。取引先と取引先責任者間で項目値を同期する操作は不可能です。

□ 取引先責任者オブジェクトに数式項目を作成し、数式の値をISPICKVAL(Account.Account_Region__c)に設定する。
これは不正解です。「ISPICKVAL」関数は、選択リスト項目の値が特定の文字列と一致するかどうかを判断するために使用されます。今回のケースでは、取引先の「Account Region」の値を取引先責任者レコードに直接表示する必要があるため、この方法では要件を満たしません。

□ 取引先責任者オブジェクトに’Account Region’というテキスト項目を作成し、取引先の’Account Region’項目が変更された場合、この選択リスト項目を更新するワークフロールールを作成する。
これは不正解です。Salesforceのワークフロールールは、他オブジェクトの項目の値を更新することはできません。取引先と取引先責任者間で項目値を同期する操作は不可能です。

□ 取引先責任者オブジェクトに数式項目を作成し、数式の値をTEXT(Account.Account_Region__c)に設定する。
これは正解です。この方法は、数式項目を使用して取引先オブジェクトの「Account Region」項目の値を取引先責任者レコードに表示します。数式項目は、関連する取引先レコードの値が変更されるたびに自動的に更新されるため、常に最新の情報が反映されます。「TEXT」関数は、選択リストの値をテキストとして表示するために使用されます。

参考:TEXT

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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