問題
Universal Containers社は、Projectsというカスタムオブジェクトを使用しています。マネージャーがProjectsを割り当てる際、「見積時間」というカスタム項目に値を設定します。一度設定された後、ユーザーはこの値を減らすことはできますが、増やすことはできないようにする必要があります。アプリケーションビルダーはどの設定を行うべきでしょうか。
- カスタム項目のデフォルト値として数式を作成する。
- PREVGROUPVAL関数を使用した数式項目を作成する。
- ISCHANGED関数を使用した入力規則を作成する。
- PRIORVALUE関数を使用した入力規則を作成する。
正解
- カスタム項目のデフォルト値として数式を作成する。
- PREVGROUPVAL関数を使用した数式項目を作成する。
- ISCHANGED関数を使用した入力規則を作成する。
- PRIORVALUE関数を使用した入力規則を作成する。
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ カスタム項目のデフォルト値として数式を作成する。
これは不正解です。数式のデフォルト値は新規レコード作成時のみ適用され、更新時には機能しません。今回の要件では、項目の変更時に値の増加を防ぐ必要があるため適していません。
□ PREVGROUPVAL関数を使用した数式項目を作成する。
これは不正解です。PREVGROUPVAL関数はレポートのグルーピング単位で前の集計値を取得するためのもので、レコード単位の値の変更を制御する用途には使えません。
参考:PREVGROUPVAL
□ ISCHANGED関数を使用した入力規則を作成する。
これは不正解です。ISCHANGED関数は項目の変更を検知できますが、新旧の値を比較する機能はありません。値が増えた場合のみエラーを出す制御はできません。
参考:ISCHANGED
□ PRIORVALUE関数を使用した入力規則を作成する。
これは正解です。PRIORVALUE関数を使うと、変更前の値を取得し、新しい値と比較できます。これにより、「値が増加した場合にのみエラーを出す」入力規則を作成でき、要件を満たします。
- 入力規則の例(見積時間項目:Estimated_Hours__c )
Estimated_Hours__c > PRIORVALUE(Estimated_Hours__c)
- エラーメッセージの例
- 見積時間は増やすことができません。元の値以下にしてください。
参考:PRIORVALUE
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