【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第97問

問題

Cloud Kicks社には5年間の販売データがあり、顧客がいつ初めて購入したかを追跡したいと考えています。アプリケーション構築者は、この要件を満たすために、積み上げ集計項目をどのように使用すればよいでしょうか。

  • First Order Dateという新しい日付項目を作成し、日付を設定する新しいワークフロールールを作成し、IsWon=TRUEの検索条件で値を集計する。
  • IsWon=TRUEの検索条件の使用と、商談の完了予定日の[最少]を使用して、First Order Dateという新しい積み上げ集計項目を作成する。
  • 完了予定日に[合計]を使用して、First Order Dateという新しい積み上げ集計項目を作成する。
  • First Order Dateという新しい日付項目を作成し、[最少]を使用してその項目を更新するための積み上げ集計項目を作成する。

正解

  • First Order Dateという新しい日付項目を作成し、日付を設定する新しいワークフロールールを作成し、IsWon=TRUEの検索条件で値を集計する。
  • IsWon=TRUEの検索条件の使用と、商談の完了予定日の[最少]を使用して、First Order Dateという新しい積み上げ集計項目を作成する。
  • 完了予定日に[合計]を使用して、First Order Dateという新しい積み上げ集計項目を作成する。
  • First Order Dateという新しい日付項目を作成し、[最少]を使用してその項目を更新するための積み上げ集計項目を作成する。

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ First Order Dateという新しい日付項目を作成し、日付を設定する新しいワークフロールールを作成し、IsWon=TRUEの検索条件で値を集計する。
これは不正解です。このオプションでは積み上げ集計項目の使用が含まれていません。また、ワークフロールールは特定のトリガー条件に基づいてアクションを実行するために使用されますが、積み上げ集計項目は関連レコードから自動的にデータを集計するためのものです。

□ IsWon=TRUEの検索条件の使用と、商談の完了予定日の[最少]を使用して、First Order Dateという新しい積み上げ集計項目を作成する。
これは正解です。このオプションでは、成功した商談(IsWon=TRUE)の中で最も古い(最少の)終了日を見つけるために積み上げ集計項目を使用しています。これにより、顧客の初めての購入日を特定することができます。

□ 完了予定日に[合計]を使用して、First Order Dateという新しい積み上げ集計項目を作成する。
これは不正解です。積み上げ集計項目の[合計]は数値、通貨、およびパーセント項目が使用できますが、日付は選択できません。日付を選択できるオプションは[最大]および[最小]です。
参考:積み上げ集計項目

□ First Order Dateという新しい日付項目を作成し、[最少]を使用してその項目を更新するための積み上げ集計項目を作成する。
これは不正解です。このオプションは初めての購入日を追跡する方向でのアプローチは正しいものの、IsWon=TRUEなどの具体的なフィルタ条件を指定していません。初めての購入日を正確に特定するためには、成功した商談のみを対象にするなどのフィルタ条件が必要です。また、積み上げ集計項目は、計算や集計されたデータを表示するために使用されますが、別の項目を”更新”するものではありません。

実践

取引先オブジェクトで「Cloud Kicks社が顧客がいつ初めて購入したかを追跡する」ための積み上げ集計項目を作成する手順は以下の通りです。

  1. 取引先オブジェクトに新しい積み上げ集計項目を作成
    • 取引先オブジェクトにアクセスし、「項目とリレーション」から「新規」を選択します。
    • データ型で「積み上げ集計」を選択します。
  2. 積み上げ集計項目の詳細を設定
    • 項目の表示ラベル: 「First Order Date」
    • API名: 自動的に生成されます(例:First_Order_Date)。
    • 説明: 積み上げ集計項目の目的を簡潔に説明します。
  3. 集計対象オブジェクトの選択
    • 「集計対象オブジェクト」で、「商談」を選択します。
  4. 積み上げ種別の選択
    • 「積み上げ種別の選択」で、「最少」を選択します。
    • 「集計する項目」で、「完了予定日(CloseDate)」を選択します。
  5. 検索条件の設定
    • 「検索条件」セクションで、「一定の条件を満たすレコードのみを計算に含める」を選択します。
    • 条件を左から以下の値を設定し、成立した商談のみが集計の対象とします。
      • 項目:成立フラグ(IsWon)
      • 演算子:次の文字列と一致する
      • 値:True
  6. 積み上げ集計項目の保存
    •  項目レベルセキュリティとページレイアウトを設定します。
    • 「保存」をクリックして積み上げ集計項目を作成します。

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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