【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第98問

問題

アプリケーションビルダーは、取引先に数式項目を作成し、関連する取引先責任者のデータを含めたいと考えています。しかし、数式エディターでその関係を見つけることができません。この問題の原因となる数式の制限はどれですか。

  • 子レコードの項目を参照できない。
  • 主従関係を作成する必要がある。
  • 取引先オブジェクトの数式項目の制限に達している。
  • 数式の文字数が5,000文字を超えている。

正解

  • 子レコードの項目を参照できない。
  • 主従関係を作成する必要がある。
  • 取引先オブジェクトの数式項目の制限に達している。
  • 数式の文字数が5,000文字を超えている。

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ 子レコードの項目を参照できない。
これは正解です。数式項目では子オブジェクト側から親オブジェクトのデータを参照できますが、親オブジェクト側から子オブジェクトのデータを直接参照することはできません。取引先と取引先責任者の関係は1対多のため、取引先の数式項目で特定の取引先責任者のデータを取得することはできません。

□ 主従関係を作成する必要がある。
これは不正解です。主従関係を作成しても、数式項目の仕様により親オブジェクトから子オブジェクトのデータを取得することはできません。主従関係を利用すると積み上げ集計項目を作成できますが、これは従オブジェクトの数値や数を主オブジェクト側で集計するためのものであり、主オブジェクトから特定の従オブジェクトの項目値を直接参照することはできません。

□ 取引先オブジェクトの数式項目の制限に達している。
これは不正解です。Salesforceでは、オブジェクトごとに作成できるカスタム項目の制限がありますが、それに達した場合は数式の作成自体ができなくなります。今回の問題は数式エディターで子レコードの関係が見つからないことが原因であり、数式項目の制限とは無関係です。

□ 数式の文字数が5,000文字を超えている。
これは不正解です。数式項目には最大3,900文字の制限がありますが、これは数式の記述内容が長すぎる場合に影響します。数式が長すぎる場合、エラーが発生して保存できなくなりますが、関連オブジェクトの関係が見つからない問題とは無関係です。

参考:クロスオブジェクト数式項目とは

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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