【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第68問

問題

Universal Containers(UC)社は、カスタムの請求書(Invoice)オブジェクトと請求書明細(Invoice Line Item)オブジェクトを使用しています。請求書明細オブジェクトは、請求書オブジェクトに対して参照関係を持っています。UC社は、この参照関係を主従関係に変更したいと考えていますが、変更ができません。この関係の変換を妨げている可能性がある理由として正しいものはどれですか。2つ選びなさい。

  • 請求書明細オブジェクトには、すでに2つの主従関係が存在している。
  • 請求書明細レコードの中には、請求書参照項目が未入力のものが存在している。
  • カスタムオブジェクトを主従関係の従側に置くことはできない。
  • 請求書オブジェクトに積み上げ集計項目が存在している。

正解

  • 請求書明細オブジェクトには、すでに2つの主従関係が存在している。
  • 請求書明細レコードの中には、請求書参照項目が未入力のものが存在している。
  • カスタムオブジェクトを主従関係の従側に置くことはできない。
  • 請求書オブジェクトに積み上げ集計項目が存在している。

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ 請求書明細オブジェクトには、すでに2つの主従関係が存在している。
これは正解です。Salesforceでは、1つのカスタムオブジェクトが従オブジェクトとして持てる主従関係は最大2つまでと制限されています。請求書明細オブジェクトがすでに2つの主従関係を持っている場合、それ以上の主従関係を追加することはできず、この制限が関係の変換を妨げる要因となります。

□ 請求書明細レコードの中には、請求書参照項目が未入力のものが存在している。
これは正解です。参照関係を主従関係に変換するためには、すべての請求書明細レコードが親である請求書オブジェクトへの参照を持っている必要があります。いずれかのレコードで請求書参照項目が空欄の場合、Salesforceは主従関係への変換を許可しません。

□ カスタムオブジェクトを主従関係の従側に置くことはできない。
これは不正解です。Salesforceでは、カスタムオブジェクトは問題なく主従関係の従側にすることができます。請求書明細も請求書もどちらもカスタムオブジェクトであるため、これ自体が変換の妨げになることはありません。

□ 請求書オブジェクトに積み上げ集計項目が存在している。
これは不正解です。積み上げ集計項目は主従関係でのみ使用可能です。もし請求書オブジェクトに積み上げ集計項目が存在する場合、それは請求書がすでに他のオブジェクトと主従関係にあることを意味します。しかし、これは請求書と請求書明細の参照関係を主従関係に変更できない理由ではありません。

参考:オブジェクトリレーションの概要

次の問題へ

前の問題へ

1問目から復習する

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

コメント

コメントする

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約が適用されます。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次