問題
Universal Containers社(UC)には、カスタムオブジェクトInvoiceとInvoice Line Itemがあります。Invoice Line Itemオブジェクトは、Invoiceに対して参照関係を持っています。UCは参照関係を主従関係に変換したいのですが、変換できません。このリレーションシップの変換を妨げている理由はどれですか。2つ選びなさい。
- Invoice Line Itemにはすでに2つの主従関係がある。
- Invoice Line Itemレコードは、Invoice参照関係が入力されていない状態で存在する。
- カスタムオブジェクトを主従関係の従側に置くことはできない。
- Invoiceオブジェクトに積み上げ集計項目がある。
正解
- Invoice Line Itemにはすでに2つの主従関係がある。
- Invoice Line Itemレコードは、Invoice参照関係が入力されていない状態で存在する。
- カスタムオブジェクトを主従関係の従側に置くことはできない。
- Invoiceオブジェクトに積み上げ集計項目がある。
解説
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ Invoice Line Itemにはすでに2つの主従関係がある。
これは正解です。Salesforceでは、カスタムオブジェクトは最大2つの主従関係を持つことができます。もしInvoice Line Itemが既に2つの主従関係を持っている場合、新たに別の主従関係を追加することはできません。これは既存の制限を超えるため、関係の変換を妨げる要因となります。
□ Invoice Line Itemレコードは、Invoice参照関係が入力されていない状態で存在する。
これは正解です。Salesforceで参照関係を主従関係に変換するには、全ての子レコード(「Invoice Line Item」)が親レコード(「Invoice」)への参照を持っている必要があります。参照関係が入力されていない状態では、参照関係を主従関係に変換できません。
□ カスタムオブジェクトを主従関係の従側に置くことはできない。
これは不正解です。Salesforceではカスタムオブジェクトを主従関係の従側に配置できます。このケースでは両方がカスタムオブジェクトなので、問題なく主従関係を構築できます。標準オブジェクトは従側になれませんが、カスタムオブジェクト同士では可能です。
□ Invoiceオブジェクトに積み上げ集計項目がある。
これは不正解です。積み上げ集計項目は主従関係でのみ使用可能です。もし「Invoice」オブジェクトに積み上げ集計項目が存在する場合、それは「Invoice」が既に他のオブジェクトと主従関係にあることを意味します。しかし、これは「Invoice」と「Invoice Line Item」間の参照関係を主従関係に変更できない直接的な理由ではありません。
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