問題
Cloud Kicks社(CK)はSalesforceで靴の在庫を管理しています。注文のステータスが有効(Activated)に変更されると、注文された靴の在庫が減少します。その時点で、CKウェブサイト上のSOAPウェブサービスを呼び出して、ウェブサイトを更新し、靴の正しい在庫量を表示する必要があります。靴の在庫が変更されたとき、アプリケーション構築者は何を使ってCKウェブサービスに通信すべきでしょうか。
- 保存後のレコードトリガーフロー
- 保存前のレコードトリガーフロー
- プロセスビルダー
- スキーマビルダー
正解
- 保存後のレコードトリガーフロー
- 保存前のレコードトリガーフロー
- プロセスビルダー
- スキーマビルダー
解説
このケースにおいて、Salesforceのレコードトリガーフロー(フロー)がSOAP通信で外部サービスと通信し、レコードの保存後にそれを実行するのが最適な選択肢です。
- レコードトリガーフローの特徴
- SOAP通信のサポート: レコードトリガーフローは、外部のSOAPウェブサービスとの通信をサポートする機能を持っています。これにより、Salesforce内のデータ変更に基づいて、リアルタイムで外部システムとの同期が可能になります。プロセスビルダーにはこの選択肢がありません。
- 保存後の実行: レコードトリガーフローは、レコードが保存された後に実行されます。このタイミングは、在庫情報の更新や注文ステータスの変更など、確定したデータに基づいて外部システムを更新するのに適しています。
それぞれの選択肢の理由について説明します。
□ 保存後のレコードトリガーフロー
これは正解です。保存後のレコードトリガーフローは、レコードの保存が完了した後に動作します。注文ステータスが「有効」に変更され、在庫が減少した後にSOAPウェブサービスを呼び出す必要があるため、このケースに最適です。在庫の変更が確定した後に外部システム(ウェブサイト)に通知することが可能です。
□ 保存前のレコードトリガーフロー
これは不正解です。保存前のレコードトリガーフローは、レコードが保存される前に動作します。この場合、注文ステータスが変更され在庫が減少する前に実行されるため、ウェブサービスに正しい在庫量を通知することはできません。
□ プロセスビルダー
これは不正解です。プロセスビルダーは複雑な自動化を作成するために使用されますが、外部のSOAPウェブサービスを直接呼び出す機能はサポートしていません。主にSalesforce内のアクションに限定されます。
□ スキーマビルダー
これは不正解です。スキーマビルダーはSalesforceのデータモデルを視覚的に表示・編集するツールですが、データ処理やアウトバウンドメッセージの送信機能は持っていません。SOAPウェブサービスとの通信には使用できないため、このケースでは適切な選択肢ではありません。
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