【Salesforce 認定Platformアプリケーションビルダー】試験対策:第105問

問題

アプリケーション構築者は、構成された組織全体のデフォルトを超えてレコードアクセスを拡張するように要求されました。この要件を満たす機能はどれですか。2つ選びなさい。

  • 共有ルール
  • 共有の直接設定(手動共有)
  • 動的ロール階層
  • 公開グループ

正解

  • 共有ルール
  • 共有の直接設定(手動共有)
  • 動的ロール階層
  • 公開グループ

解説

それぞれの選択肢の理由について説明します。

□ 共有ルール
これは正解です。共有ルールは組織全体のデフォルト設定を超えてレコードアクセスを拡張するために使用されます。特定の条件に基づき、特定のユーザーグループや役割に追加のレコードアクセス権限を付与することができます。これにより、特定の条件を満たすレコードに対して、組織全体のデフォルト設定よりも詳細なアクセス制御が可能になります。

□ 共有の直接設定(手動共有)
これは不正解です。手動共有は、個別のレコードに対してエンドユーザーが直接アクセス権を設定するための機能です。これは、特定のレコードに対して限定されたユーザーにアクセス権を付与するために使用されますが、組織全体のアクセスポリシーを拡張するための一般的な手段ではありません。大量のレコードに対してこの方法を使用するのは非効率的です。

□ 動的ロール階層
これは不正解です。「動的ロール階層」という用語自体はSalesforceの標準機能を指すものではありません。Salesforceには「ロール階層」が存在し、公開グループの共有先に設定できますが、「動的ロール階層」はSalesforceに存在しないため、設定することはできません。

□ 公開グループ
これは正解です。公開グループは特定のユーザーグループ間でレコードアクセスを共有するために使用されます。共有ルールにおいて、共有先のユーザーに公開グループを設定することで、組織全体のデフォルトアクセス設定よりも細かいレベルでアクセス制御を行うことができます。

参考:所有者に基づく共有ルールの作成

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この記事を書いた人

雇われのシステムエンジニアです。
普段は車載ECUのセキュリティー分野に従事しております。

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